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#REDIRECT [[音符]]
[[File:Half notes and rest.svg|thumb|図1: 幹が上向きの二分音符、幹が下向きの二分音符、二分休符]]
 
'''二分音符'''(にぶおんぷ、アメリカ英語:half note、イギリス英語:minim)は、[[全音符]]の半分の長さ、[[四分音符]]の2倍の長さで演奏される音符。中世初期の音楽の記譜法で使われた5つの音符の中で最も短いものであったことから、「最小」を意味するラテン語''minima''がついている{{harv|Morehen and Rastall|2001}}。4を下に書く拍子記号、例えば4/4や3/4の場合、二分音符は2[[ビート (音楽)|拍子]]の長さである。ただし下の数字が2(''[[alla breve]]'', 2/2を含む)の場合、二分音符は1拍子の長さである。
 
二分音符は、全音符のように中空で楕円形の[[符頭]]と。四分音符のように旗のないまっすぐな[[符幹]]で表記される(図1参照)。'''二分休符'''は同じ長さの無音を表す。二分[[休符]]は[[五線譜]]の中線の上に置かれる中黒の長方形で表記されるが、[[ポリフォニック]]音楽では別の線や[[加線]]に移動させる必要があることもある。他の音符の符幹同様、二分音符も五線譜の中線より下にあるとき(声楽譜では中線上または中線より下にあるとき)には符頭の右側に上向きに幹を書き、中線上または中線より上にあるとき(声楽では中線より上にあるとき)には符頭の左側に下向きに幹が書かれる。
 
アメリカ英語の''half note''は、ドイツ語の''halbe Note''を19世紀に[[翻訳借用]]したものである。
 
カタルーニャ語、フランス語、スペイン語における名前(「白」を意味する)は''minima''が定量白記譜法の中で最小の中空音符であったことに由来するが、これは現在でもあてはまる。それ以前の黒記譜法の形は現在の四分音符に似ている。ギリシア語、中国語、日本語、韓国語における名前は「半分」を意味し、ギリシア語では現代的な用語(''miso'' – μισό)と古い用語(''imisi'' – ήμισι)が使われている。
 
== 関連項目 ==
* [[演奏記号]]
 
==参考文献==
*{{wikicite|ref={{harvid|Morehen and Rastall|2001}}|reference=Morehen, John, and Richard Rastall. 2001. "Minim". ''The New Grove Dictionary of Music and Musicians'', second edition, edited by [[スタンリー・セイディ|Stanley Sadie]] and [[John Tyrrell (musicologist)|John Tyrrell]]. London: Macmillan Publishers.}}
 
{{DEFAULTSORT:にふおんふ}}
[[Category:記譜法]]
[[Category:記号]]