「ラインメタル/マウザー・ヴェルケMG34機関銃」の版間の差分

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このサドル型ドラムマガジン中央の送弾口を給弾口に挿し込むと、[[実包]]が左右のドラムマガジンから交互に千鳥足状に並んで給弾された。なお、このサドル型ドラムマガジンは[[グロスフスMG42機関銃|MG42]]には使用できなかった。
 
レシーバー(機関部)本体上方のフィードカバーは、レシーバー内部のボルトと連動してベルトを引き込み、連続射撃を可能とする。MG34はベルトの引き込み力が弱く、50発ベルト1本であれば問題無いが、2本以上をつなげた状態では作動不良を起こす可能性が高くなるので、長いベルトを使う場合は補助給弾手を配置する。一人で射撃する場合は、短いベルトかドラムマガジンを使う。
 
一見すると、レシーバー左側に給弾口があるように見えるが、ベルトをレシーバー本体とフィードカバーの間に挟んでいるだけである。フィードカバーは、前方にヒンジがあり、銃身側へ大きく開く。通常は左側からの給弾であるが、最小限の部品交換(フィードアームとフィードトレイとベルトリンク送り部)で、右側からの給弾にも対応できるよう設計されている。
 
レシーバー右側にはコッキング・ハンドルがあり、その前方の開口部からは空のベルトリンクが排出される。
 
レシーバー下面にはエジェクションポートがあり、撃ち殻薬莢は真下に勢いよく排出される。エジェクションポートに装備されたダストカバーはトリガーに連動して自動的に開く。
 
極初期生産品のみ、ピストルグリップ内部に発射速度を調整(毎分500発~900発)できる機構が装備されている。