「侍女」の版間の差分

'''侍女'''（じじょ、{{lang-en-short|handmaid}}）は、[[王族]]・[[貴族]]または上流階級の婦人に個人的に仕えて雑用や身の回り辺の世話をする女性である。

[[古代]]から[[明治]]初期まで、[[朝廷]]および（[[内親王]]様）[[宮家]]では、（男性たる）[[侍従]]に相当する女性の[[役職]]、現代の[[女官]]（あるいは貴人の公的な家政婦）に相当する{{要出典|date=2018-07-03}}<!-- 出典は数があっても省略せず、すべて挙げて下さい。 -->が、現代では宮家で私的に雇うお手伝いの女性を侍女と呼び、[[公務員]]ではない<ref>[httphttps://www.j-cast.com/2012/10/30151991.html?p=all 「高円宮家が侍女募集｣　[[昭和女子大学|昭和女子大]]の求人票がネットで話題に：2012/10/30 16:59（JcastNews）] </ref>。

なお、[[宮内庁]]にも'''侍女長'''という[[官職]]（[[特別職]]）があり、各宮家に付く<ref>[httphttps://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/kunaicho/shokuin.html 宮内庁職員（人事院規則で規定するもの）]</ref>。

その役割は、[[紳士]]に対する[[{{仮リンク|近侍]] ([[:|en:valet|valet]]) }}（バレット）ときわめてよく似ている。伝統的に侍女は[[レディズ・コンパニオン|コンパニオン]]よりもランクは低いが、雇われ人 (retainer) （リテーナー）であっても[[家事使用人|召使]] (servant) （サーヴァント）ではなく、その報酬には居室と食事、（女主人のお供をしての）旅行やそれなりの社会的地位が伴っていた。そして、下級使用人や訪問先の他家の使用人からは「お嬢さま」 (Miss) （ミス）と呼びかけられるなど、使用人に対してはその女主人と同等の優位を保っていた。侍女の仕事は、[[化粧]]、[[髪結い]]、服装・装飾品・靴などの選択、衣装の管理、そしてそのほか全般の買い物について女主人を補佐することであった。