「第15旅団 (陸上自衛隊)」の版間の差分

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改編にあたり第15偵察隊を新編するなど、部隊規模は、第1混成団時の約1,800名から300名増員、2,100名(編成完結当時)となっている。1個[[普通科_(陸上自衛隊)#普通科連隊(軽)|普通科連隊(軽)]](3個中隊基幹)を主力としているが、地理的条件から[[戦車]]部隊・野戦特科火砲部隊は編組されず、高射特科は連隊(4個高射中隊で編成)となっている<ref>通常、陸上自衛隊の師団/旅団内に編成されている高射特科部隊は大隊ないし中隊規模であり、本旅団の編制は第7師団第7高射特科連隊(6個高射中隊で編制)に次ぐ規模である。</ref>。また、歴史上の背景から、旅団内に直属の不発弾処理隊を編成している(他部隊は方面後方支援隊隷下部隊)。[[2020年]]時点においてもなお、沖縄県内では依然として不発弾の発見が続いており、1日で複数回の処理を行うことも珍しくない<ref>{{Cite web |date=2020-03-01 |url=https://toyokeizai.net/articles/-/331115 |title=自衛隊の「不発弾処理隊」のスゴイ仕事っぷり |publisher=東洋経済オンライン |accessdate=2020-03-01}}</ref>。
 
主力の[[第51普通科連隊]]は[[第1混成群]]第301・第302普通科中隊および第301重迫撃砲中隊を再編し3個普通科中隊基幹で編成された。第15偵察隊は新編部隊であり[[87式偵察警戒車]]を装備。戦車隊が編組されていない本旅団においては最も重装備の部隊となっている。第15施設中隊は第1混成群第301施設中隊から独立新編。同様に第15通信隊 - 混成団本部付隊通信小隊を増強、独立新編されている。第6高射特科群(現第15高射特科連隊)は[[八重瀬分屯地]]のほか4ヶ所の分屯地に駐屯。陸上自衛隊の師団/旅団隷下の高射特科部隊で中距離対空誘導弾を装備しているのは当部隊だけである。部隊章の意匠は新編当初第1混成団のものを踏襲していが、部隊名の変更2020年3月マイナーチェンジが行せ[[守礼門]]の下にあっ「1CB」の文字が「15B」に変更されている
 
[[中期防衛力整備計画 (2014)|26中期防]]及び[[中期防衛力整備計画 (2019)|31中期防]]において地域配備部隊とし陸上自衛隊空白部の島嶼部への平素の部隊配置の推進が謳われている。具体的には、[[与那国島]]に沿岸監視部隊を配置(2016年3月28日に[[与那国駐屯地]]として開庁)するほか、先島諸島担任部隊([[宮古島]](2019年3月27日に[[宮古島駐屯地]]として開庁)及び[[石垣島]]に2基地700-800人)が予定されている。