「鶴見済」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
45行目:
[[1996年]]には、「自殺もせずになんとか楽に生きていくための実用書」と前置きされた『人格改造マニュアル』を出版し、クスリや精神療法、瞑想などにより内面をコントロールすることで日常を乗り切るという選択肢を提示。長年にわたる自らの精神科通院体験も元になっているという。またドラッグに関しては、「[[ただノーと言おう|Just Say No]]からJust Say Knowへ」という世界的な流れを受けて、タブーにするのではなく知識の提供に努めた。
 
[[1998年]]に出版された『檻のなかのダンス』では、自らの[[レイブ (音楽)|レイヴ]]体験から「リズムに合わせて踊る=[[ダンス]]」というシンプルな動作により[[身体]]を解放し、規律・訓練的な監獄社会から自由になることを主張。レイヴ・ムーブメントを社会学的に位置づけるという役割を担った。また同年2月の自らの覚せい剤取締法違反による勾留体験も、監獄的な社会と重ね合わせて紹介した。
 
[[2000年]]に出版された対談集『レイヴ力』では、作家の清野栄一らとともに、日本に定着したレイヴ・ムーブメントを様々な角度から解き明かした。またダンスに加えて自然とつながることで、生きている実感を取り戻そうと語っている。