「カマラ (プロレスラー)」の版間の差分

[[1980年代]]から[[1990年代]]にかけて、[[アフリカ]]の[[部族]]ギミックの怪奇派レスラーとして、[[コンチネンタル・レスリング・アソシエーション|CWA]]、WCCW、MSWA、[[NWA (プロレス)|NWA]]、[[アメリカン・レスリング・アソシエーション|AWA]]、[[WWE|WWF]]、[[USWA]]、[[WCW]]などアメリカの各団体で活躍した。日本にも'''ジャイアント・キマラ'''（'''Giant Kimala'''）の名義で度々来日しており、[[全日本プロレス]]の常連外国人だった[[ジャイアント・キマラ|ベンジャミン・ピーコック]]のギミックによるボツワナ・ビースト(2代目ジャイアント・キマラ)のオリジナル版ギミックとして知られている。

[[1982年]]にアメリカに戻り、[[テネシー州]][[メンフィス (テネシー州)|メンフィス]]の[[コンチネンタル・レスリング・アソシエーション|CWA]]において、[[ジェリー・ローラー]]のアイデアにより、[[ウガンダ]]の未開部族をモチーフとした新[[ギミック (プロレス)|ギミック]]、'''カマラ'''（''Kamala''）<ref>もともとのリングネームは「'''キマラ'''（''Kimala''）」だったが、発音のしやすさから地区によっては「'''カマラ'''（''Kamala''）」と呼ばれ、次第にそれが正式な呼称として定着していった。これにより、「ジャイアント・キマラ」のリングネームは日本ではベンジャミン・ピーコックが継承するようになった。</ref>にへ変身する<ref name="Slam! Kamala sings"/>。顔とボディに呪術的な[[ボディペインティング|ペインティング]]を施し、槍と楯を手に巨大な木彫の仮面を被って入場、素足に腰布というスタイルで試合を行い、[[熱帯雨林|ジャングル]]の奥地で彼を「発見」したという謎の覆面探検家<ref>「'''フライデー'''（''Friday''）」または「'''キム・チー'''（''Kim Chee''）」と呼ばれ、カマラが参戦する各団体にサファリ・ルックのハンドラー（調教師）として出現し、[[セコンド]]役を務めた（[http://ecwfrenchtribute.free.fr/HTLM/Photos/K/Kamala/Kamala_-_James_Harris_07.jpg Kim Chee and Kamala]）。正体はすべて同一人物ということになっているが、各団体の[[ジョブ (プロレス)#ジョバー|ジョバー]]や[[レフェリー (プロレス)|レフェリー]]が覆面を被って変身する場合が多く、WWFでは[[スティーブ・ロンバルディ]]が担当した。カマラは英語が喋れないという設定だったため、リング下からデタラメな[[スワヒリ語]]をまくし立てて彼に指示を与えていた。</ref>を[[通訳]]兼任の[[マネージャー (プロレス)|マネージャー]]として帯同するなど、奇抜なキャラクターと演出で一躍センセーショナルな存在となった。同年6月7日にはローラーを破り、CWAのフラッグシップ・タイトルだったAWA南部ヘビー級王座を奪取している<ref name="awa-s-h">{{cite web|url=http://www.wrestling-titles.com/us/tn/cwa/awa-s-h.html#77|title=NWA (Mid-America)/AWA Southern Heavyweight Title|accessdate=2015-05-10|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>。