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== 略歴 ==
[[紀元前153年]]に劉栄を皇太子とした。だが、生母の栗姫は、{{仮リンク|[[劉嫖|zh|刘嫖|label=館陶公主}}]]劉嫖(景帝の同母姉で、劉栄の伯母)と犬猿の仲であり、公主は王夫人が産んだ劉徹を皇太子に推した。また、栗姫自身にも不遜な言動があり、[[紀元前150年]]冬に弟の劉徹を太子とするため、彼を廃嫡して臨江王に封じた。生母の栗姫はあまりの悔しさで憤死した。
 
[[紀元前147年]]に彼は宗廟を建てる土地に宮殿を建てるという法律違反を犯して都に召喚され、[[中尉]]の[[シツ都|郅都]]が臨江王を取り調べた<ref>『[[漢書]]』[[衛綰]]伝によると、外戚の栗氏一族を誅殺するため、景帝が中尉を衛綰から郅都に代えたという。</ref>。臨江王は都に向かう前に、その途中で道祖神を祀り、それが終えて馬車に乗る時に突然その車軸が折れたという。これを見た[[荊州区|江陵]]の長老たちは涙を流し「われらが王は二度と帰らないであろう」と言った。