「メガバンク最終決戦」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
31行目:
 
== あらすじ ==
東西帝都EFG銀行(TEFG銀行)は、戦前より日本経済に君臨してきた企業集団・帝都グループを長年に渡り支えてきた「帝都銀行」と為替専門銀行の「東西銀行」が合併した「東西帝都銀行」が、巨額の不良債権を抱える「EFG銀行」を金融庁主導の元救済合併したことにより誕生した日本最大のメガバンク。合併後も行内融和は進まず、帝都銀行出身者出身者を頂点とし、その下に東西銀行出身者、EFG銀行の前身行である「西和大栄銀行」出身者、そして底辺部に西和大栄と同じくEFG前身行である「名京銀行」の出身者が位置するピラミッド型のヒエラルキー構造が成立し、内部では各出身行の軋轢が根強く残っていた。
 
ある日、日本国債が突如として暴落。そんな中、TEFG銀行専務である東西銀行出身の凄腕為替ディーラー・桂光義は、頭取と金融庁長官・五条の密談によって5兆円の超長期国債が極秘裏に購入されたことを知る。日本国債の暴落によってそれは数兆円規模の巨額損失をTEFG銀行にもたらし、急転直下TEFG銀行は[[債務超過]]、経営破綻の危機を迎える。
37行目:
桂は少しでも多くの利益を捻り出し損失を軽くするべく一大相場を張り、更に頭取や副頭取と共に五条に巨額損失の計上を今年度決算から除外する特別措置の実施を五条に掛け合うが、行内の派閥抗争により[[情報漏洩]]が起きた結果[[取り付け騒ぎ]]が発生。しかし、名京銀行出身者の総務部長代理・二瓶正平の機転により取り付け騒ぎは収まり、五条が特別措置の実施を認めることを発表したことでひとまず経営危機は回避される。
 
しかし、この対応に対し米[[上院議員]]のマッキントッシュは米議会の委員会で「金融国際化に逆行する『裁量行政』だ」と金融庁を批判し、五条は記者会見でこれに同調し「TEFG銀行の今年度予算に関する特別措置を認めない」と発表。これによりTEFG銀行は再度経営危機を迎えてしまう。外資系ファンドがTEFG銀行を買収のターゲットに定める中、桂は二瓶と共にTEFG銀行を救うべく奔走する。
 
== 主要登場人物 ==