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|イタリア語名 = Güiro
|中国語名 = 刮瓜
|画像 = 画像:GuiroGüiro.pngjpg
|画像サイズ = 300px200px
|画像の説明 = ギロ
|分類 = [[打楽器]]、[[体鳴楽器]]
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|関連項目 =
|}}
'''ギロ'''(guiro、güiro ({{IPA-es|ˈɡwiɾo}}))は、[[ヒョウタン]]の内側をくりぬき外側に刻みを入れて棒でこすったり叩いたりして演奏する[[打楽器]]<ref name="instrument">[http://www.jei-one.com/instrument.html 楽器紹介] JEI ONE</ref>。[[体鳴楽器]]に分類される。グイロ、グィロとも書かれる。おもに[[ラテン音楽]]で使用される民族楽器である。同種の楽器に[[ヘコヘコ]](レコレコ、{{lang-fr-short|Reco-reco}})がある。
[[ファイル:FrogShapedGuiro.jpg|300px|thumb|left|[[カエル]]の形を模したギロ(ベトナムではモーコックという名称)<br>中国には「[[ギョ (打楽器)|&#25940;]]」という名の[[トラ|虎]]をモチーフにしたものもある]]
'''ギロ'''(guiro、güiro ({{IPA-es|ˈɡwiɾo}}))は、[[ヒョウタン]]の内側をくりぬき外側に刻みを入れて棒でこすったり叩いたりして演奏する[[打楽器]]<ref name="instrument">[http://www.jei-one.com/instrument.html 楽器紹介] JEI ONE</ref>。[[体鳴楽器]]に分類される。グイロ、グィロとも書かれる。おもに[[ラテン音楽]]で使用される。民族楽器である。同種の楽器に[[ヘコヘコ]](レコレコ、{{lang-fr-short|Reco-reco}})がある。
 
刻みはヒョウタンの長手方向に垂直に入れられ、それを何本も並べてぎざぎざにする。ヒョウタンを鉛直にぶら下げ、ぎざぎざの部分に木や金属、象牙や動物の角などの棒をあて、ヒョウタンを上下させることにより、棒でこする。これにより「ギー」(長いとき)、「チャッ」(短いとき)というような音を出すのである。ヒョウタンではなく全体が木製のものは「ウッドギロ」と呼ばれる(奏法は同じ)
 
ヒョウタンではなく全体が木製のものは「ウッドギロ」と呼ばれる(奏法は同じ)。
 
この楽器の基本のリズムは[[ファイル:Onpu4-8-8.png|4分-8分-8分]]で、ギーーーチャッチャッというように聞こえる。
{{Listen|filename=Guiro.ogg|pos=left|title=現代のギロ|description=ギロの音色とリズム|filesize=280 KB}}
 
変わったところでは、[[イーゴリ・ストラヴィンスキー|ストラヴィンスキー]]の[[春の祭典]]でもごく一部に利用されている。
 
変わったところでは、[[イーゴリ・ストラヴィンスキー|ストラヴィンスキー]]の[[春の祭典]]でもごく一部に利用されている。
 
ドイツの[[現代音楽]]作曲家[[ヘルムート・ラッヘンマン]]は、この楽器の「点の集合が線に聞こえる」音響に興味を持ち、ギロそのものを偏愛しているほか、他の楽器にもギロ的な奏法を求めるなど様々な方法で自作に応用している。
 
似たような音響を奏でる楽器に[[ラチェット (楽器)|ラチェット]]がある。しかしその外見や奏法は全く異なる。
[[ファイル:FrogShapedGuiro.jpg|300px220px|thumb|left|[[カエル]]の形を模したギロ(ベトナムではモーコックという名称)<br>中国には「[[ギョ (打楽器)|&#25940;]]」という名の[[トラ|虎]]をモチーフにしたものもある]]
 
== 出典 ==
{{Reflist}}