「エラブウミヘビ」の版間の差分

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乱獲、環境変化などによって、近年では個体数が減少傾向にある<ref name="fn1"/>。上記の様に非常に大人しい性質であり、他のウミヘビと比べると素手で捕まえる事も比較的容易である。沖縄や[[奄美群島|奄美地方]]では「イラブー」と呼ばれて古くから食用に捕獲され、琉球料理の貴重な食材として珍重されていた<ref name="fn1"/><ref name="fn2"/>。[[燻製]]や[[干物]]に加工した食品から[[イラブー汁]]を作り、[[泡盛]]に一匹丸ごとつけた『イラブー酒』は特産品として土産物店等で販売されている。[[大正|大正時代]]、沖縄県を訪問した裕仁親王(後の[[昭和天皇]])は興味を示し、[[香取 (戦艦)|戦艦香取]]艦長で同県出身の[[漢那憲和]][[大佐]]に食べてみたいと話していた。漢那艦長は[[沖縄県]][[都道府県知事|知事]][[川越壮介]]に連絡を取り、取り寄せて食卓に供した。裕仁親王は「たいへんおいしかった」と漢那艦長に告げている。<ref>{{Cite book|title=天皇 1 若き親王|year=1981|publisher=文藝春秋|author=児島襄|author-link=児島襄|page=144|isbn=9784167141080}}</ref>
乱獲、環境変化などによって、近年では個体数が減少傾向にある<ref name="fn1"/>。
 
上記の様に非常に大人しい性質であり、他のウミヘビと比べると素手で捕まえる事も比較的容易である。沖縄や[[奄美群島|奄美地方]]では「イラブー」と呼ばれて古くから食用に捕獲され、琉球料理の貴重な食材として珍重されていた<ref name="fn1"/><ref name="fn2"/>。[[燻製]]や[[干物]]に加工した食品から[[イラブー汁]]を作り、[[泡盛]]に一匹丸ごとつけた『イラブー酒』は特産品として土産物店等で販売されている。[[大正|大正時代]]、沖縄県を訪問した裕仁親王(後の[[昭和天皇]])は興味を示し、[[香取 (戦艦)|戦艦香取]]艦長で同県出身の[[漢那憲和]][[大佐]]に食べてみたいと話していた。漢那艦長は[[沖縄県]][[都道府県知事|知事]][[川越壮介]]に連絡を取り、取り寄せて食卓に供した。裕仁親王は「たいへんおいしかった」と漢那艦長に告げている。<ref>{{Cite book|title=天皇 1 若き親王|year=1981|publisher=文藝春秋|author=児島襄|author-link=児島襄|page=144|isbn=9784167141080}}</ref>。
[[大正|大正時代]]、[[皇太子裕仁親王の欧州訪問]]の際に御召艦[[香取 (戦艦)|戦艦香取]]が沖縄に寄港した際に、裕仁親王(後の[[昭和天皇]])が興味を示し食べてみたいと話していたことから、艦長で同県出身の[[漢那憲和]][[大佐]]が[[沖縄県]][[都道府県知事|知事]][[川越壮介]]に連絡を取って、エラブウミヘビを取り寄せて食卓に供した。裕仁親王は「たいへんおいしかった」と漢那艦長に告げている<ref>{{Cite book|title=天皇 1 若き親王|year=1981|publisher=文藝春秋|author=児島襄|author-link=児島襄|page=144|isbn=9784167141080}}</ref>。
 
== 出典 ==