「グラフ (潜水艦)」の版間の差分
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=== ドイツ側の反応 ===
当初、ドイツ海軍最高司令部がU-570の状況について知り得たことは、艦が敵航空機からの攻撃を受け潜水不能という無電
実際、[[ブレッチリー・パーク]]の英国側の暗号解読班は、暗号鍵を使用した更なる安全策を見つけ出し、簡単に「厄介値」("nuisance value")と呼んでいた<ref name="Enigmabattle164">Sebag-Montefiore page 164</ref>。U-570の乗組員は実際に搭載していたエニグマ暗号機と暗号表を破棄していたが、ドイツ側はそれ以前にU-110に搭載されていた機密資料を英海軍が入手済みであることを知らなかった。これにより英国は1941年6月以来、ドイツ海軍の暗号を解読し続けていた。英国の暗号解読は大きな妨げを受けることなく[[1942年]]2月まで続いたが、この時期に新しいドイツ海軍のエニグマ暗号機が導入されると10カ月間も暗号を解読できない期間 - いわゆる「シャーク・ブラックアウト」("Shark Blackout") - が発生した。
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