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しかし、空である現象を人間がどう認識し理解して考えるかについては、直接的に知覚するということだけではなく、概念や言語を使用することが考えられる。龍樹は、人間が空である外界を認識する際に使う「言葉」に関しても、仮に施設したものであるとする。
 
この説を、既成概念を離れた真実の世界と、言語や概念によって認識された仮定の世界を、それぞれ[[勝義諦|第一義諦]] ({{ラテン翻字|sa|paramārtha satya}}) と[[世俗諦]] ({{ラテン翻字|sa|saṃvṛti-satya}}) という二つの真理に分ける。言葉では表現できない、この世のありのままの姿は第一義諦であり、概念でとらえられた世界や、言葉で表現された釈迦の教えなどは世俗諦であるとする、[[二諦]]説と呼ばれる。
 
==人物同一性==