「航空事故」の版間の差分

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[[1984年]]12月1日、着陸失敗などの被害軽減へ"着火しにくい燃料を使用する事で衝撃に伴う引火の被害を抑える事"を目的にした「衝撃実演 (CID)」を[[アメリカ航空宇宙局|NASA]]と[[連邦航空局|連邦航空委員会]] (FAA) の共同で行った。[[無線操縦]]による無人飛行装置を取り付け改造した[[ボーイング720]]型機を[[エドワーズ空軍基地]]から離陸後に仮想滑走路(着地位置)へ突入させた(「[[制御された衝撃実演]]」の項目参照。Controlled Impact Demonstration もしくは Crash In the Desert)。
 
2012年には、「空港以外で不時着する事故」を想定して[[ボーイング727]]-200型機を故意に「墜落」させ、内外部から映像を始めとする破壊される機体状況をのデータを収集する再現実験が、アメリカ・ドイツ・イギリスのテレビ局4社協力で行われた([[2012年ボーイング727型機墜落実験]])。この実験の様子は[[2012年]]4月27日に放映された[[ディスカバリー・チャンネル]]の「好奇心の扉:航空機事故は解明できるのか?」に収録されているほか、協力各社が国内向けに編集して放送されている<ref>[http://japan.discovery.com/episode/index.php?eid1=921212&eid2=000000 好奇心の扉:航空機事故は解明できるのか? | ディスカバリーチャンネル]</ref><ref>管制下の民間共用空港と市街地域の飛行から遠隔操作の無人離陸は許可されなかった。</ref><ref>日本国内では、ディスカバリーチャンネルで2012年11月6日に『好奇心の扉:航空機事故は解明できるのか?』として放送された他、2020年4月20日に[[日本テレビ放送網|日本テレビ]][[日本テレビネットワーク協議会|系列]]の「[[世界まる見え!テレビ特捜部]]」でも放送された。</ref>。
 
 
建物への衝突を調査する場合には離陸しなくても[[ロケットスレッド]]で水平に加速し、壁に衝突させることでデータが得られるため多くの実験が行われている。例として1988年に[[サンディア国立研究所]]が[[原子力発電所]]への航空機衝突による影響を調査するため、アメリカ軍から払い下げられた[[F-4 (戦闘機)|F-4]]をロケットスレッドで加速し、コンクリートの壁に衝突させる実験を行っている<ref>[http://www.sandia.gov/vqsec/SON-ST.html Sandia National Laboratories: Sled Track]</ref>。