「ノッチバック」の版間の差分

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これに対し、リアウィンドウの角度が寝かされ、ルーフからリアエンドまでなだらかな線で降りてくるものを「[[ファストバック]]」([[:en:Fastback|Fastback]])、ルーフラインが下がりきる前に垂直に近い角度で切り落とした尾部形状を「[[カムバック]]」([[:en:Kammback|Kammback]])(カムテール、コーダトロンカとも)と呼ぶ<!-- 呼び、[[レーシングカー]]では[[空気抵抗]]を増やさず全長を短縮するため、また、[[実用]]車ではスポーティー(主に[[クーペ]]にみられる)やアクティビティー(主に[[ステーションワゴン]]や[[ミニバン]]、[[スポーツ・ユーティリティ・ビークル|SUV]]などにみられる)の演出のために用いられる -->。
 
[[ハッチバック]]に比べると車体剛性が損なわれにくい、静粛性を高めやすい、被追突時における乗員へのリスクが小さい、荷室の荷物の匂いがキャビンまで漂ってこない、客室におけるエアコンの効きが良い、ステータス性があるなどのメリットが有る。また北米では、荷室の中を覗かれないという防犯上のメリットもある。逆にデメリットとしては荷室開口部が狭いので物を出し入れしづらい、後部座席から荷室の物がとれない、エアコンによる荷室の温度調節ができない、全長が長くなって取り回しに不利、などが挙げられる。この他ノッチバックは[[トランクスルー]]を備えるか否かで、積載容量が大きく異なる点も注意が必要である。
 
従来日本ではハッチバックは商用バンのイメージがあり人気がなかったが、[[SUV]]が人気を博すと積載能力に優れるハッチバックが大衆車として受け入れられるようになり、今ではノッチバックを凌ぐ人気がある。一方で高級車市場ではトランクの容量が十分に大きいこともあってか、国産のハッチバックセダンは皆無であり、ステータス性・走行性能・キャビンの快適性に優れるノッチバックの独壇場となっている。またタクシーや教習車、パトカーといった業務用セダンでもノッチバックがほとんどである。俗に「ノッチバックセダンは自動車の基本形である」という主張がされることがあるが、教習車での採用が多いことがその裏付けの一つとして語られやすい。
 
=== セミノッチバック(ショートノッチバック) ===