「ビスムチン」の版間の差分

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== 合成法 ==
ビスムチンは、メチルビスムチン (<cechem>BiH2CH3</cechem>) の[[不均化]]により得られる。
: <cechem>3BiH2CH3 -> 2BiH3\ + Bi(CH3)3</cechem>
 
== 性質 ==
ビスムチンは、[[アルシン]] (AsH<sub>3</sub>) や[[スチビン]] (SbH<sub>3</sub>) よりもさらに不安定で、下式のように元素単体への分解を起こしてしまう。
 
: <cechem>2BiH3 -> 3H2\ + 2Bi</cechem> ΔH<sub>f</sub>'<sup><s>o</s></sup><sub>gas</sub> = &minus;278 kJ/mol
 
[[法医学]]などで[[ヒ素]]の検出法として知られる[[マーシュ法]] (Marsh test) は、ビスマスの検出にも使える。この検出法は、[[第15族元素]] (As, Sb, Bi) を含む検体を金属[[亜鉛]]と[[硫酸]]で処理して第15族元素の水素化物を揮発させ、続く[[熱分解]]で元素単体としてガラス容器へ鏡状に付着させる手法である<!--この文章は訳者による追加-->。この手法で検出される第15族元素のなかで、ヒ素は[[次亜塩素酸ナトリウム]]の水溶液に、[[アンチモン]]は多硫化アンモニウムの水溶液に溶けることから区別できる。ビスマスはそれらのどちらにも溶けない。
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