「三酸化硫黄」の版間の差分

m
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
==化学的性質==
三酸化硫黄は[[硫酸]]の無水物であり、水と以下のような反応が起こる。
: <cechem>SO3(l)\ + H2O(l) -> H2SO4(l)</cechem> <math> (+88 kJ mol^{-1})</math>
この反応は急速な発熱反応である。340℃以上では、硫酸、三酸化硫黄、水の間で平衡が成立する。
 
三酸化硫黄は[[二塩化硫黄]]と反応し、[[塩化チオニル]]を生成する。
: <cechem>SO3\ + SCl2 -> SOCl2\ + SO2</cechem>
 
なお三酸化硫黄を濃硫酸に溶かしたものは[[発煙硫酸]]と呼ばれている。
三酸化硫黄は研究室では[[硫酸水素ナトリウム]]の[[熱分解]]により2段階で合成できる。
# 脱水:
#: <cechem>2NaHSO4 -> Na2S2O7\ + H2O</cechem>&nbsp; @ 315°C
# 熱分解:
#: <cechem>Na2S2O7 -> Na2SO4\ + SO3</cechem>&nbsp; @ 460°C
他の金属の硫酸水素塩を用いても反応は進行する。この場合、反応条件は中間体の安定性に依存する。
 
工業的には三酸化硫黄は[[接触法]]により製造されている。まず硫黄もしくは[[黄鉄鉱]]の燃焼により[[二酸化硫黄]](亜硫酸ガス)を合成し、[[電気集塵]]により精製する。その後[[二酸化硫黄]]を[[酸素]]及び[[五酸化バナジウム]]の存在下で400~600℃に加熱し酸化すると得られる。
: <cechem>S\ + O2 -> SO2</cechem>
: <cechem>2SO2\ + O2 -> 2SO3</cechem>
接触法については記事[[硫酸#工業的製法]]に詳しいので、そちらも参照のこと。
 
また、二酸化硫黄が[[二酸化窒素]]と反応してもできる。
: <cechem>SO2\ + NO2 -> SO3\ + NO</cechem>
 
==固体の構造==
239,771

回編集