「黒色火薬」の版間の差分

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黒色火薬の燃焼は以下の反応で行われると推定されている<ref name=kakyoshi.62.1_30>瀧本真徳、[https://doi.org/10.20665/kakyoshi.62.1_30 硫黄と私たちの生活(身近な元素の世界)] 化学と教育 2014年 62巻 1号 p.30-33, {{doi|10.20665/kakyoshi.62.1_30}}</ref>。
: <cechem>2KNO3 + S + 3C -> K2S + N2 + 3CO2</cechem>
: <cechem>10KNO3 + 3S + 8C -> 2K2CO3 + 3K2SO4 + 6CO2 + 5N2</cechem>
 
よく「硝煙の臭い」などと表現される臭いは硫化カリウムが空気と反応して出来た[[硫化水素]]などのイオウ化合物の臭いである<ref name=kakyoshi.62.1_30 />。このため、黒色火薬時代の大砲などの砲煙を吸い込むと中毒症状が出ることが多かった。なお、黒色火薬の'''黒色'''とは、木炭を混ぜたパウダーの色からの由来で反応煙の色からではない。'''爆発時に黒煙は出さず、実際の煙は白色である'''。