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ハトホルは豊穣の女神イシスと並んで、篤く広く信仰され、[[ハトシェプスト]]や[[クレオパトラ]]といった女性ファラオからも信仰を得た。
ハトホル信仰の中心地[[デンデラ]]の他に、[[サイス]]、[[ヘルモポリス]]、[[ヘリオポリス]]、クサエ、[[エジプト第9王朝|ヘラクレオポリス]]、[[エスナ]]を擁し、エジプト国外では、[[ヌビア]]、[[プント国|プント]]、[[シナイ半島]]にも及んだ。
ハトホルは
 
ハトホルを信仰する宗教儀式において楽器の[[シストラム]](シストルム)と[[メナト]]が用いられていた。
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ハトホルの頭部を用いた装飾柱は、ハトホル柱(シストラム<ref name="古代エジプト百科事典221-222">[[ハトホル#古代エジプト百科事典|大英博物館 古代エジプト百科事典 (1997)]]、221-222頁</ref>型柱)として知られる<ref name="古代エジプト神殿大百科149-150,177">[[ハトホル#古代エジプト神殿大百科|古代エジプト神殿大百科 (2002)]]、149-150頁、177頁</ref>。他にもシストラムや手鏡の柄の装飾にもハトホルの頭が用いられた。
 
ハトホルは、他の女神と同一視された。まずイシスは、ホルスの母としてファラオの守護者となった。次に[[バステト]]は、歓喜、音楽、踊りの性質を引き継いだことで崇拝は、陽気な雰囲気の儀式で行われた<ref>『エジプト神話』193頁。</ref>。そして[[セクメト]]は、人々を滅ぼしかねないほどの怒りに捕らわれたハトホルの化身とされた<ref>『エジプト神話』200頁。</ref>。
 
母神の性格から女性ファラオが信仰し、[[ハトシェプスト]]、[[クレオパトラ7世|クレオパトラ]]などが知られる。
 
時代が下るにつれハトホルへの崇拝は、イシスらと共に[[ローマ帝国]]にまで広がっていった<ref>『エジプト神話』293頁。</ref>。ギリシアでは、[[アプロディーテー]]と同一視された<ref name="エジプト神々大百科141">[[#エジプト神々大百科|古代エジプト神々大百科 (2004)]]、141頁</ref>。