「マクラウド真空計」の版間の差分

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''''マクラウド真空計'''(マクラウドしんくうけい、英語:McLeod gauge)は、高[[真空]]の[[圧力]]を計測するための[[水銀]]液柱圧力計である。1874年にハーバート・マクラウドによって発明された。
 
== 原理 ==
水銀の入っていない位牌型のマノメーターを考える。このマノメーターのU字管の底の部分に水銀を出し入れするための出入り口をつけたものが、マクラウド真空計の基本的な構造に相当する。まず水銀を抜いた状態で真空計を圧力を測定する系と接続し、内部の圧力を系と等しくする。この状態でU字管の底から水銀を注入していく。マノメーターのU字管のうち片方は末端が封じられているため、水銀の上昇につれて内部のガスが圧縮され圧力が高まる。もう一方は測定する系につながっているため、圧力は測定する系と等しいままである。この結果、U字管内の水銀柱に高さの差が現れる。そして[[表面張力]]などを無視すると以下の式が成り立つ。
:<math>\left(\frac{V_0}{V}-1\right)p = \rho g \Delta h</math>
V<sub>0</sub>は封じられている側の管の体積、Vは封じられている側の管内の気体の体積、pは測定系の圧力、&rho;は水銀の密度、gは重力加速度、&Delta;hは水銀柱の高さの差である。
このように気体の圧縮を利用して圧力をV<sub>0</sub>/V - 1倍に増幅し、高真空でも測定できるようにしたのがマクラウド真空計である。