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== 概要・運用 ==
[[ファイル:Tu-95 wingspan.jpg|thumb|left|250px|ほぼ真上から撮影されたTu-95<br />後退角が付いた長い主翼、二重反転プロペラ、エンジンナセルの配置がよく解る]]
Tu-95は[[1950年代]]に開発された[[爆撃機|長距離戦略爆撃機]]で、[[B-29 (航空機)|B-29]]のコピー機である[[Tu-4 (航空機)|Tu-4]]の発展型とも呼べる機体である。試作機の
1956年からはソ連空軍で
[[プロペラ機]]だが、[[レシプロエンジン]]ではなく[[ジェットエンジン]]でプロペラを駆動する、いわゆる[[ターボプロップエンジン|ターボプロップ機]]である。主翼の翼弦長の25%の位置において、付け根方向の内翼部で37度、翼端方向の外翼部で35度の、ターボプロップ機としては珍しい[[翼平面形#後退翼|後退翼]]を持っており、プロペラ機の世界最速(最高速950km/h)を誇る。4枚・タンデムの[[2重反転プロペラ]]を、比較的遅い回転数(約1500rpm程度)で回転させている。先端速度を低くすることで、効率の低下を低減し高速での飛行を実現しており、このプロペラが独特の低音を発する。また、ターボプロップ機の研究はその後も続いているものの、これを越える、ないし同程度に成功した例が以後にない、航空史上稀有な成功例となっている。
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