「コロラド特大ジャガイモ事件」の版間の差分

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この悪戯はアメリカの[[コロラド州]]{{仮リンク|ラブランド (コロラド州)|label=ラブランド|en|Loveland, Colorado}}で行われた。このとき地元新聞の編集主幹だったW・L・ソーンダイクは、来る{{仮リンク|ストリート・フェア|en|Street fair}}の告知をしたいと考えていたが、そのために彼が頼ったのが農夫のジョセフ・スワン (Joseph B. Swan) であった<ref name=playwright>{{cite news|last=Jessen|first=Kenneth|title=Loveland playwright Rick Padden explores a potato hoax|url=http://www.reporterherald.com/ci_20062982|accessdate=October 25, 2013|newspaper=Reporter-Herald}}</ref>。スワンは70種類以上の品種のジャガイモを育てたことで有名で、以前にも複数の新聞が彼の農園の作柄のよさを取りあげていた<ref name=Hall>{{cite news|last=Hall|first=Lois|title=Now That Was a Big Potato|url=http://www.theseniorvoice.net/archive/SVtab3-11web.pdf|newspaper=The Senior Voice|date=March 2011|deadurl=yes|archiveurl=https://web.archive.org/web/20131029192912/http://www.theseniorvoice.net/archive/SVtab3-11web.pdf|archivedate=2013-10-29|df=}}</ref>。
 
地元の写真家アダム・タルボットの協力をえて、ソーンダイクたちは1枚の写真をでっちあげ、それが1895年に『ラブランドレポーター』 (''Loveland Reporter'') 誌に掲載された<ref name=playwright/>。これは重さが86[[ポンド (質量)|ポンド]]10[[オンス]](約39.3キログラム)、寸法が2[[フィート]]5[[インチ]](約74センチメートル)のジャガイモの収穫、ととれる写真であった<ref name=Ripley>{{cite book|last=Mooney|first=Julie|title=The World of Ripley's Believe It Or Not|year=1999|publisher=Black Dog & Leventhal Publishers, Incorporated|isbn=1579120881|page=86|url=https://books.google.com/books?id=qVCaPQAACAAJ}}</ref>。スワンは誓ってこのジャガイモは自分が育てたものだと語った<ref name="BensonFaulkner2012">{{cite book|author1=Laurel Benson|author2=Debra Benson Faulkner|title=Loveland|url=https://books.google.com/books?id=TicoYmOUmnIC&pg=PA31|year=2012|publisher=Arcadia Publishing|isbn=978-0-7385-9507-8|page=31}}</ref>。この写真がアメリカ全土に広まるまで時間はかからなかった。1000人を超える市民がソーンダイク宛てに手紙を送り、特大のジャガイモを育てるためにマギー・ジャガイモのかけらを求めた。〔ジャガイモの〕種を欲しがる人も当たり前のようにいた<ref name=playwright/>。ソーンダイクは話が自分の手に負えないところまで広がっていることに気づき、この写真がでっちあげによる悪戯であることを認めた。彼によれば、この偽物のジャガイモはスワンに頼んで木彫りでつくってもらったものだった<ref name="BensonFaulkner2012"/>。
 
==インパクト==