「琉球の風 (NHK大河ドラマ)」の版間の差分

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『'''琉球の風 DRAGON SPIRIT'''』(りゅうきゅうのかぜ ドラゴン スピリット)は、[[1993年]][[1月10日]]から[[6月13日]]まで放送された第31作目のNHK[[大河ドラマ]]。16世紀末〜17世紀初頭、[[琉球王国]]が[[薩摩藩]][[島津氏]]により支配されていく時代の人々を描いた。'''大河ドラマ唯一の半年作品'''でもある
 
16世紀末〜17世紀初頭、[[琉球王国]]が[[薩摩藩]][[島津氏]]により支配されていく時代の人々を描いた。
 
'''大河ドラマ唯一の半年作品'''でもある。
 
== 概要 ==
16世紀末、激動の東南アジアにおいて[[朝鮮]]、[[ベトナム]]などと同様、独立を保った琉球王国。[[慶長]]14年([[1609年]])、[[薩摩藩]]の[[琉球侵攻]]により侵略支配され属国になるものの、独自の歴史と文化に誇りを持ち続けた。主流の歴史観では顧みられなかった悲哀の歴史を描く大河ドラマ第1弾(第2弾は次作の[[東北地方|東北]][[蝦夷]]を描く『[[炎立つ (NHK大河ドラマ)|炎立つ]]』)。
 
[[尾上菊五郎 (7代目)|尾上菊五郎]]・[[富司純子]]夫妻を第4作目の『[[源義経 (NHK大河ドラマ)|源義経]]』以来27年ぶりに共演させたり、初めて[[沖縄県]]を舞台とするなど新しい試みが見られ、前年の『[[信長 KING OF ZIPANGU]]』にて[[豊臣秀吉|羽柴秀吉]]役を演じた[[仲村トオル]]をプロローグのシーンに同役で起用し、[[織田信長]]の最期・[[本能寺の変]]をシルエット描写するなど、『信長 KING OF ZIPANGU』最終回の時系列での延長線上として[[スピンオフ]]的効果も狙った。また、今作の最終回「美海(ちゅらうみ)紀行」のコーナーでは、首里城に施された[[螺鈿]]細工(らでんざいく)についてのエピソードを紹介、同じく螺鈿細工の施された[[中尊寺]]の話題に触れ、そこから次作『[[炎立つ (NHK大河ドラマ)|炎立つ]]』の予告編に繋げるという[[ハイパーリンク]]的な演出がなされた。
 
また、前年放送の大河ドラマ『[[信長 KING OF ZIPANGU]]』にて[[豊臣秀吉|羽柴秀吉]]役を演じた[[仲村トオル]]をプロローグのシーンに同役で起用し、[[織田信長]]の最期・[[本能寺の変]]をシルエット描写するなど、『信長 KING OF ZIPANGU』最終回の時系列での延長線上として[[スピンオフ]]的効果も狙い、初回放送分ではオープニングタイトルがその後通常使用されたものと異なりドラマのダイジェストとなったほか、クレジットも横書きで表記された。最終回本編終了後の「美海(ちゅらうみ)紀行」のコーナーでは、首里城に施された[[螺鈿]]細工(らでんざいく)についてのエピソードを紹介し、同じく螺鈿細工の施された[[中尊寺]]の話題に触れ、そこから次作『炎立つ』の予告に繋げるという[[ハイパーリンク]]的な演出がなされた。
 
地元沖縄県では、放映が終了した翌年の[[1994年]][[2月10日]]・[[2月11日|11日]]に総集編を[[沖縄方言]]による吹き替え版が放映された<ref>{{Cite|和書|author=日本放送協会放送文化研究所放送情報調査部|title=NHK年鑑'94|date=1994|publisher=日本放送出版協会|pages=4}}</ref>。
 
オープニングテーマは[[谷村新司]]のポップス曲であり、[[NHK交響楽団]]の演奏ではない希有な作品である(他は『[[花の生涯 (NHK大河ドラマ)|花の生涯]]』『[[赤穂浪士 (NHK大河ドラマ)|赤穂浪士]]』と初期の2作品だけである。もっとも、オープニングの曲全体が歌詞つきの楽曲であるのは本作のみ)。
 
本放送の5年後の[[1997年]]秋から翌年3月まで、沖縄本土復帰25年を記念して[[NHK総合テレビジョン|NHK総合テレビ]]で全編再放送されている。過去の大河ドラマがNHK総合テレビで再放送されることは極めて稀なケースである。なお、本編・総集編ともにVHS・DVDを含めて過去にソフト化が全くされていない。
 
平均視聴率は17.3%、最高視聴率は24.1%<ref name="VR">[http://www.videor.co.jp/data/ratedata/program/03taiga.htm ビデオリサーチ NHK大河ドラマ 過去の視聴率データ]</ref>。なお、地元の沖縄県では第1回の放送の視聴率が82%に達した<ref>{{Cite|和書|author=日本放送協会放送文化研究所放送情報調査部|title=NHK年鑑'94|date=1994|publisher=日本放送出版協会|pages=486}}</ref>。
== 製作体制 ==
[[画像:Ryukyu no Kaze.jpg|250px|thumb|撮影に使われた読谷村のオープンセット]]
このはNHK本体ではなく[[NHKエンタープライズ]]製作作品であり、外部製作だからできる、可能な大胆なメディアミックスを駆使した試みがなされた。
*大河ドラマの短期化を考え、『琉球の風』を1~6月、次作『炎立つ』を7~3月とした(その次の『[[花の乱]]』も4~12月だったが、『[[八代将軍吉宗]]』以降は再び1年単位に戻っている)。
*ロケ用オープンセットを、パーマネントセットとしても使える本格的テーマパークとして開発した。撮影に使われた[[読谷村]]のオープンセットは「南海王国 琉球の風」として展示されたが、経営悪化により1999年8月にテーマパーク「琉球体験王国 むら咲むら」にリニューアルオープンし、その後も営業中であしている。
*ロケは中国ロケから始まった。
 
*:渡部が大河ドラマで主人公の兄弟を演じるのはこれが初めてであるが(大河作品そのものには過去に出演経験がある)、本作のみ主人公の弟役且つ架空人物と言う設定(のちに、『[[毛利元就 (NHK大河ドラマ)|毛利元就]]』と『[[北条時宗 (NHK大河ドラマ)|北条時宗]]』に出演した際はいずれも主人公の兄且つ実在人物と言う設定だった)。
*楊邦義(よう ほうぎ):[[萩原健一]](吹き替え:[[北村三郎]])
*:啓泰の父。[[島津義久]]の[[典医]]で、中国人の血を引く。
*:演じた萩原は第1話では、主演啓泰(東山紀之)の出演前であった為、トップクレジットだっとされた。
*蔡真鶴:[[小柳ルミ子]](吹き替え:[[兼城道子]])
*:啓泰の母。後に茶屋四郎次郎の妾となる。
*:琉球の海商の娘。
*羽儀:[[米澤史織]]→[[工藤夕貴]](吹き替え:[[波夕子]])
*:琉球の海商の娘だが両親は他界している。琉球舞踊が得意で啓山とは仲が良かった
*:後、銃殺される。
*新垣朝永→鶴球陽:[[羽賀研二]](吹き替え:[[赤嶺正一]])
*奇羅波丸:[[宮野翔太]]→[[清水宏次朗]](吹き替え:[[島正廣]])
*[[向朝仲]]:[[大木聡]]
*[[謝名思乙金]]:[[加藤久留美]]→[[水谷麻夢]]→[[瑳山ゆり]]
*[[謝名利山|謝名親方(じゃなうぇーかた)]]:[[江守徹]](吹き替え:[[八木政男]])
*[[名護良員]]:[[大木実]]
*[[名護良豊|名護親方]]:[[橋爪功]](吹き替え:[[山城興松]])
*[[加藤清正]]:[[大嶋光幸]]
*[[亀井茲矩]]:[[ポール牧]]
 
==== 島津家 ====
*[[島津義久]]:[[室田日出男]]
*[[樺山久高]]:[[若松武史|若松武]]
*[[平田増宗]]:[[石濱朗]]
 
==== 徳川家 ====
*[[徳川家康]]:[[小林旭]]
*[[徳川秀忠]]:[[岸谷五朗]]
*徳川の家臣:[[長棟嘉道]]
*[[茶屋四郎次郎#代表的な当主|茶屋四郎次郎清延]]:[[岸本功]]
*[[茶屋四郎次郎#代表的な当主|茶屋四郎次郎清忠]]:[[河西健司]]
 
=== 明国の人々===
*[[万暦帝]]:配役不明
*[[夏子陽]]:[[修宗迪]](シゥ・ゾンディウ)
*[[王士禎]]:[[郭良]](クォ・リャン)