「エ・テメン・アン・キ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
3行目:
'''エ・テメン・アン・キ'''([[シュメール語]]:'''É-TEMEN-AN-KI'''、'''Etemenanki''')(「天と地の基礎となる建物」という意味)は、[[メソポタミア]]文明の中でも最古の文化を築いたと言われる[[シュメール]]人が建設を開始し、工事が中断していた(規模が小さかった、荒廃していた)ものを、[[カルデア]]人の王国である[[新バビロニア|新バビロニア王国]]時代に、[[紀元前7世紀]]末に[[ナボポラッサル]]王が再建に着手し、[[紀元前6世紀]]前半にその長男、[[ネブカドネザル2世]]王の時に完成した、[[バビロン]]の[[マルドゥク]][[神殿]]([[エサギラ]])の中心部に築かれた[[ジッグラト]](聖塔)のこと。
 
[[マルドゥク]]は、バビロニア王にエサギラの修復を命じ、神殿の土台を冥界の奥深く堅く定め、その頂を天と等しくするよう要求したという。
 
底面約91メートル×約91メートル、高さ約90 - 91メートル(高さは推定)の7層建てであり、各層が[[七曜]]を表し、1階が土星、2階が木星、3階が火星、4階が太陽、5階が金星、6階が水星、7階が月であった。これは[[バビロニア]]の[[天文学]]では、地球から遠い順に、「土星・木星・火星・太陽・金星・水星・月」と考えられていたことに基づく。各層には神室があり、頂上(7階)には神殿(至聖所)があったと推測される。