「ダンウィッチの怪」の版間の差分

タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
この小説には、以下の人物のほかにも、ウェイトリー家の分家の者といった村人が複数登場する。
;ウィルバー・ウェイトリー(Wilbur Whateley)
:この物語の中心的人物。1913年に異様な風貌で誕生し、成長のスピードが速く生後7ヶ月で歩き始め、11ヶ月で言葉を喋るようになっていた。また、この時点でヨグ=ソトースについて触れている。4歳で声変わりし15歳ほどに見え、10歳でヒゲを生やしてすでに大人と変わらない外見にまで成長していた。ただし彼の声は人間の発声器官と異なる器官を使用しているかのように思われたという。髪は黒く、頬も黒ずんで痩せこけ、鼻が大きくラテン系のようだった。ウェイトリー家の特徴(作中では、[[ヤギ|山羊]]のような頭と描写されている)として顎が貧弱小さくなっている。身長は1927年の夏の時点で7フィートになり1928年の秋に死亡するまでに9フィート(約2.7m)まで伸びていた。
:学校にも行かず幼い頃から一族の集めた魔術に関連する書物を与えられた。祖父の没後、ラヴィニアを蔑むようになり彼女の死について何か知っていとダニッチの住民は、疑っていた。身体からは、ダニッチの環状列石の遺跡と同じ酷い悪臭がした。またており、彼が生まれてからダニッチの山から響く物音が大きくなったと住民は、記憶していた。犬に嫌われ襲われる性質から、いつも拳銃を持っていためにダニッチの住民から嫌悪されていた。1928年、祖父の遺言に従いミスカトニック大学図書館からネクロノミコンのラテン語版を盗み出そうとして番犬に殺される。幼少の頃から衣類のボタンをキッチリ留め、衣類が乱れることを嫌っていることで知られていたが彼の死体により、からその理由が明らかとなる。
:彼の体には、まず骨がなく衣類で隠されている部分以外は、人間と似ても似つかない姿だった。上半身は、まだ人間の形こそしていたがワニのようなゴワゴワした皮膚に毛が生えている。また吸盤の着いた触手が生え、色とりどりに変色していた。下半身は、完全に人間と異なる形になっていてり、脚は恐竜の後ろ脚のような形で先端は肉趾になっている。尻にピンクの未発達の目玉のような器官、口のようなものなどがあった。血液の代わりにペンキのような粘液が滴っていた。
:死後に発見された日記にはから、魔術以外にも住民とのトラブル、祖父の計画に対する不安や失敗の可能性、弟が自分より父親に似ていて知能が高い以外に非人間的な発想をしていることに驚きの感想を残していた。また人間を滅ぼしても人間に近い自分が結局旧支配者たちから疎外される恐れことについて悩んでいたらしい
;ウィルバーの弟(Wilbur's brother)
:ウィルバーの双子の名もない弟。兄よりもはるかに父親に似ているとされ、成長が早く、全身に無数の触手と眼を有した家ほどの巨大な体に、ウェイトリー一族の特徴を備えた人間に近い顔を持つ。その姿は、酷い悪臭がして普段人には見えず、酷た後には、悪臭がしてシダ植物の葉脈ような溝が着いた樽ほどの大きな丸い足跡と黒いタールに似た粘液が残る。誕生後、祖父によって家の中に匿われていたが祖父の死後にその世話を引き継いだウィルバーが引き継いだ。彼が死ぬと餌を求めて家を破壊して外に飛び出し、ダニッチ村の家や家畜を次々と襲っていた。
:その事件を知って村に赴いたヘンリー達に[[ネクロノミコン断章#アイテム|イブン・ハジの粉]]をかけられたことで姿を現し、ヘンリーがウィルバーの日記を解読して会得した呪文を、彼らが唱えたことによって父の名を呼びつつ消滅した。
:兄弟ウィルバーの日記によれば高い知能を持つが人間らしい脳は持っていないとされる。旧支配者が地球に帰還した後は、何もかもが変わるので兄のように彼らから疎外されるといった悩みを持っていなかった。またまだまだ自分たち兄弟は成長して人間らしい部分が失われて行くことを指摘している。
;老ウェイトリー(Old Whateley)
:ウィルバーの祖父でラヴィニアの父。ウィルバー誕生後、ある目的のために家を増改築し、牛を定期的に買い続けた。事ある毎に数世紀前の古い金貨を使用している。ウィルバーに魔術の手ほどきをし、1924年に孫に忠告を残して亡くなる。生前に「息子がセンティネル丘の上で父親の名前を叫ぶ日が来る。」と住民に話していた。
;ラヴィニア・ウェイトリー(Lavinia Whateley)
:ウィルバーたち双子の母親で老ウェイトリーの娘。12歳のころに母親が変死している。やや体に障害のある[[アルビノ]]でピンク色の目を持ち、左右で腕の長さが違う。ウェイトリー家に遺伝する貧弱な顎をのぞいては、色黒な息子と似ていない。ウィルバーが生まれた当初は息子を自慢していたが老ウェイトリーの没後からウィルバーを恐れるようになる。このことから父の真意や息子の正体について気づいていなかったと思われる。[[1926年]]の[[ハロウィン|万聖節前夜]]を境に消息を絶つ。
;[[ヘンリー・アーミテイジ|ヘンリー・アーミテッジ]](Henry Armitage)
:ミスカトニック大学図書館長でプリンストン大学哲学博士、ジョンズ・ホプキンス大学文学博士の学位を持つ73歳。1927年の冬、ダニッチの風聞について以前から知っているウィルバーが祖父の遺言に従って探している呪文の一部を垣間見て改めて危険を感じ、彼を図書館から追い出し、他の大学図書館にもウィルバーに本の貸出禁止を依頼した。1928年の秋に大学図書館に忍び込んだウィルバーの死体を発見する。ウィルバーの没後、彼の日記を解読して恐ろしい怪物の存在を知り、同僚のライスとモーガンを連れてダニッチを訪れる。