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{{出典の明記|date=2012年2月}}
'''ポントス人'''は、[[アナトリア半島]](現[[トルコ]])北東部の[[黒海]]沿岸地域[[ポントス]]地方に歴史的に居住し、[[ギリシャ語]]の[[ギリシア語ポントス方言|ポントス方言]]を母語とする[[正教会]]信徒([[ギリシャ人]])のことである。ポントスはギリシャ語で「海」を意味し、ポントス地方は[[ハリュス川]](現在の[[クズルウルマク川]])以東の黒海沿岸地方を指す。歴史的な中心都市はトレビゾンド(現在の[[トラブゾン]])である。
 
== 概要 ==
ギリシャ人がアナトリアの黒海地方に来住した時代は[[紀元前]]の[[古代ギリシア]]期まで遡り、その歴史は古い。[[キリスト教]]が伝えられて以来、[[東ローマ帝国]](ビザンツ帝国)の支配下でキリスト教文化が栄え、[[13世紀]]には東ローマ帝国の亡命政権である[[トレビゾンド帝国]]が起こって周辺の[[ムスリム]](イスラム教徒)からの自立を保った。
 
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== 著名人 ==
* [[イリアス・イリアディス]]([[アテネオリンピック (2004年)|アテネオリンピック]]柔道男子81kg級[[金メダル]]。19世紀末[[グルジア]]へ移住したポントス人を祖先に持ち、[[グルジア]]から[[ギリシャ]]に[[帰化]]した経歴を持つ。)
 
== 文化的影響 ==
* イェシム・ウスタオール「雲が出るまで」(2003年[[サンダンス・NHK国際映像作家賞]]受賞作)
* 「Araf(天と地の間のどこか)」(2012年[[東京国際映画祭]]参加)
* ムハンメット・チャクラル監督「ツバメの喉が渇くとき」(2014年東京国際映画祭参加)
 
== 関連項目 ==