「総合的病害虫管理」の版間の差分

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'''総合的病害虫管理'''(そうごうてきびょうがいちゅうかんり、{{lang-en|Integrated Pest Management, '''IPM'''}})とは、病害虫の防除に関し、利用可能なすべての防除技術を利用し、経済性を考慮しつつ、適切な手段を総合的に講じる防除手法のことである。
 
従来のように、[[農薬]]にだけ頼きって病害虫を完全に撲滅したり、漫然と同じ薬剤を定期散布したりするのではなく、[[農地]]を取り巻く環境状況と対象種の個体群動態を考慮しつつ、[[生物的防除]]、[[化学的防除]]、[[耕種的防除]]、[[物理的防除]]を満遍なく組み合わせることで、病害虫の密度を経済被害を生じるレベル以下に抑えるものである。
 
総合的病害虫管理の概念は、[[病院]]や[[超高層建築物]]などといった、[[建築物管理]]上の[[消毒]]や害虫防除においても取り入れられるようになっており'''総合的有害生物管理'''とも呼ばれる<ref>[http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei09/pdf/03g.pdf IPM(総合的有害生物管理)の施工方法(厚生労働省)]</ref>。[[文化財]]をはじめとする、[[博物館]]や[[美術館]]等の収蔵品にもIPMの手法が応用されている<ref>[http://www.bunchuken.or.jp/shikaku/ipm/ 文化財IPMコーディネータ]([[文化財虫菌害研究所]])</ref>。