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== イギリスの税関 ==
イギリスでは[[1203年]]に[[ジョン (イングランド王)|ジョン王]]によって[[ウィンチェスター]]関税条令が定められ国王の主導権のもと関税制度が確立された<ref name="fujimoto154">{{sfn|藤本進『図説 日本の関税 改定版』財経詳報社、|1997年、|p=154頁</ref>}}。1275年には国王[[エドワード1世]]の財政難によりイギリス議会が羊毛・羊毛皮・原皮に対する輸出税を賦課することを国王に承認したことで恒久的な税関の機構が導入されることとなった<ref name{{sfn|藤本|1997|p="fujimoto154" />154}}
 
== アメリカの税関 ==
1789年に[[アメリカ合衆国議会|連邦議会]]で関税法が成立し、米国で最も古い法律執行機関として税関が誕生した<ref>{{sfn|藤本進『図説 日本の関税 改定版』財経詳報社、|1997年、|p=152頁</ref>}}
 
== 日本の税関 ==
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=== 組織 ===
[[画像:Kobe customs01s2048.jpg|thumb|250px|神戸税関 本関(本庁舎)<br />(東門)]]
[[画像:Flag_of_Japan_CustomsFlag of Japan Customs.svg|thumb|250px|日本の税関旗]]
*:;[[函館税関]] - :北海道・青森県・秋田県・岩手県
*:;[[東京税関]] - :山形県・群馬県・埼玉県・千葉県のうち市川市(財務大臣が定める地域(原木及び原木一丁目から原木四丁目まで)に限る)、成田市、香取郡多古町及び山武郡芝山町・東京都・新潟県・山梨県
*:;[[横浜税関]] - :宮城県・福島県・茨城県・栃木県・千葉県(東京税関の管轄に属する地域を除く)・神奈川県
*:;[[名古屋税関]] - :長野県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県
*:;[[大阪税関]] - :北陸地方(新潟県を除く)・近畿地方(兵庫県を除く)
*:;[[神戸税関]] - :兵庫県・中国地方(山口県を除く)・四国地方
*:;[[門司税関]] - :山口県・福岡県(長崎税関の管轄に属する地域を除く)・佐賀県のうち唐津市、伊万里市、東松浦郡及び西松浦郡・長崎県のうち対馬市及び壱岐市・大分県・宮崎県
*:;[[長崎税関]] - :福岡県のうち大牟田市、久留米市、柳川市、八女市、筑後市、大川市、小郡市、うきは市、みやま市、三井郡、三潴郡及び八女郡・佐賀県(門司税関の管轄に属する地域を除く)・長崎県(門司税関の管轄に属する地域を除く)・熊本県・鹿児島県
*:;[[沖縄地区税関]] - :沖縄県
:※他に税関支署、出張所、監視署などが置かれる。なお、各税関の本庁を指す呼称は「本関」と言う(他組織の「本部」や「本局」などに相当)。
 
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=== 監視艇 ===
[[画像:Japan customs Otaru branch surveillance ship KAMUI.JPG|thumb|250px|[[函館税関]]小樽支署所属の監視艇「神威」]]
港湾等での臨船審査や密貿易監視のための沿岸哨戒などに使用する船舶が配置されており、'''監視艇'''あるいは'''税関監視艇'''と称される。
 
日本の税関では1990年代中期以降、大きさや行動水域により次のように分類されている。
*:;大型広域取締艇 - :30メートル級以上の大型艇。[[小笠原諸島]]や[[南西諸島]]などの遠隔地の離島までを行動水域とする。
*:;広域監視艇 - :25メートル級以上の艇。近海広域を行動水域とする。
*:;港湾監視艇 - :20メートル級の艇。おもに基地港周辺を行動水域とする。
 
=== 検査・取締り機材など ===
移出入物品の検査を効率的かつ正確に実施するため、様々な特殊機材などが使用されている。
 
*[[X線撮影|X線検査装置]]
:;[[X線撮影|X線検査装置]]:荷物・貨物を開披せずに内容物の検査が可能であることから、税関の検査業務において広範囲に活用されている。[[国際空港]]や[[国際郵便]][[郵便局|交換局]]内の税関出張所に設置して使用されるほか、特殊なものとして港湾のコンテナヤード出入口に設置し、大型トレーラーをそのまま収容して検査する大型X線検査装置や、2トントラックシャーシに架装し、必要な場所に移動して検査を実施できる車載型X線検査装置もある。
 
*[[使役犬|麻薬探知犬]]
:;[[使役犬|麻薬探知犬]]:嗅覚により、荷物の中に隠された麻薬などの不正薬物を探知するよう専門の訓練を施された犬。全国の税関に配置されている。近年は薬物のほか、爆発物や銃器をも探知できる新たな訓練を施された探知犬も配置されている。
 
=== その他 ===
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== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
<references />
 
== 参考文献 ==
*{{Citation|和書|editor-last=藤本|editor-first=進|title=図説 日本の関税|edition=改定|publisher=財経詳報社|year=1997|isbn=4-88177-377-1}}
 
== 関連項目 ==
{{commons|Category:Customs services}}
*[[税関職員]]
*[[入国審査官]]
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== 外部リンク ==
{{commonsCommonscat|Category:Customs services}}
*[httphttps://www.customs.go.jp/ 日本税関ホームページ]
*{{YouTube|user = mof|日本税関公式チャンネル}}