「ベンゲラ海流」の版間の差分

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[[ファイル:South Atlantic Gyre.png|サムネイル|ベンゲラ海流周辺の海流図]]
'''ベンゲラ海流'''(ベンゲラかいりゅう,[[英語]]:Benguela current)とは南[[大西洋]]・[[アフリカ]]西岸を北上する[[海流]]。はっきりとした海流の特性を示すのはアフリカ南端から[[北緯]]17、18度までで、幅数百キロメートルにわたると考えられている。その影響は[[南赤道海流]]への移行域付近にまで及ぶ。

この海流域では[[南]]ないし[[南東]]の風が卓越するので、[[表層水]]は[[沖合い]]に押しやられ、[[沿岸域]]では中層(水深数百メートル)から[[湧昇]]が起こる。このため、表層水は低温で栄養分に富み、[[プランクトン]]などの生物が豊富である。

一方で、寒流であるため[[上昇気流]]が発生しにくく、大気が安定した状態となるため沿岸部には雨をもたらさず、陸上には典型的な[[西岸砂漠]]である[[ナミブ砂漠]]が形成されている。[[絶滅危惧種]]の[[ミナミアフリカオオタカモドキ]]が近くに生息している。
 
== 関連項目 ==