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ところがこれで江戸の芝居街は火が消えたように閑散としたものになったため、[[江戸っ子]]は繰り返し町奉行所に若衆歌舞伎の再開を嘆願した。そこで奉行所は、役者は前髪を落として[[月代]]を剃った「野郎頭」にすること、演目は世相を題材とした演劇を中心として音楽や踊りを控える「物真似狂言尽」とすることの2点を条件として、若衆が舞台に立つことを改めて許可した。以後の歌舞伎を「野郎歌舞伎」と呼ぶ。
 
しかしその後も役者による売色業は廃れることがなく、女性役をつとめる役者・[[女形]]はかえってより実際の女性に近い存在になっていった。そして女形にとって、男性に抱かれることは必須の役者修のひとつと考えられるようになっていった。こうして修行中の女形は結局陰間を兼ねることになり、'''陰子'''(かげご)・'''色子'''(いろご)などと呼ばれた。舞台に立つようになっても'''舞台子'''(ぶたいご)と呼ばれ、芝居の幕が引かれた後の[[贔屓]]客の酒の席に招かれて、その色香が衰えるまで盛んに色を売った。
 
== 専業の陰間と陰間茶屋 ==