「生没年不詳」の版間の差分

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過去の人物や出来事を特定の[[紀年法]]によって記録する文化がない場合や、あるいは当時の詳しい[[史料]]が残されていない場合には、生没年を求めることが困難である。外部からの視点で書き残された断片的な史料や、後世に伝えられた伝説、考古学的な年代測定との対照から推測するほかない。[[釈迦]]、[[ナザレのイエス]]([[史的イエス]]参照)、[[卑弥呼]]なども、およその活動時期は判明しているが、生没年は推定であり、確定されていない。
 
史料によって著しく異なる事柄が記されているために特定できなかったり、記述がそのまま歴史的事実として認めがたい場合にも、生没年の明記が留保されることがある(例:剣豪である[[伊一刀斎]])。
 
[[政治家]]・[[宗教家]]や[[軍人]]、[[賢人]]や[[犯罪者]]など、生存中に既に著名な人物の場合、同時代の史料に死亡の事実が記載されることが期待される。しかし、同時代における社会的地位の低さのために記録が残されなかった[[職人]]・[[芸術家]](例:[[快慶]])や芸能関係者、[[女性]](例:[[小野小町]]・[[紫式部]]・[[清少納言]])、死亡後に業績が認識されるようになった[[偉人]]の場合には、その生没年を特定できる史料が残されていないことも多い。