「インペラトル」の版間の差分

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== エンペラーの語源として ==
インペラトルは、[[日本語]]で一般に[[皇帝]]と訳されている[[英語]]のエンペラー({{lang|en|emperor}})の語源である。たとえば、およそ[[120年]]ごろの成立とされる[[スエトニウス]]の『[[ローマ皇帝伝]]』ではローマ皇帝を指すのに「[[プリンケプス]]」「[[カエサル (称号)|カエサル]]」「インペラトル」と3通りに呼び、統一していない。[[ギリシア語]]が公用語であった[[ビザンツ帝国]]では「'''[[アウトクラトール]]'''({{lang|el|αυτοκράτωρ}})」をインペラトルの訳語として使用した。「インペラトル」は「カエサル」とともに、西欧語の「皇帝」を意味する言葉の語源であり、同じく[[帝政]]時代に皇帝を指した「アウグストゥス」の語の影響がほとんど残っていないのと比べると対照的である。インペラトルの称号は1721年に[[ロシア皇帝]]にも採用された<ref group="注">ビザンツ帝国では、アウグストゥスの訳語にはセバストスが当てられたが、セバストスは称号としてではなく、爵位として用いられるようになった。ビザンツ帝国においてはセバストスはカエサルより下位の爵位だった。カエサルはブルガリアやセルビア、ロシアの君主に採用され称号として用いられた([[ツァーリ]]を参照)</ref>。しかし歴史学においてはインペラトルの称号から直接ローマ皇帝の君主としての性格を論じるよりも、[[元首政]]初期のアウグストゥスとその後継者の位置から論じるものが多く、インペラトルについても元首政期のローマ皇帝が包含していた多様な属性の一つであるという見方が一般的である。
 
== 脚注 ==