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[[中華人民共和国|中国]]では、経済発展に伴い'''アルナイ'''(漢字では二奶)と呼ばれる妾が生まれた。アルナイを持つことを「包アルナイ」と呼ぶ。また、アルナイが集まった集落を「アルナイ村」と呼ぶ。アルナイは中国国内各地だけでなく、[[アメリカ西海岸]]や[[ハワイ]]などにも広まっており社会問題となっている<ref name="nikkeibo20080509">「第7回 「アルナイ(二号さん)村」が生まれてしまう“悲劇” 中国は、政治と経済を切り離しすぎた」『日経ビジネスオンライン』日経BP社、2008年5月9日付配信</ref>。
 
発祥は[[深セン市|深圳]]。香港などから荷物を運ぶためにやってくる[[運転手|ドライバー]]が、深圳へ出稼ぎにきた内陸の貧しい地域の若い女性を囲うようになる。出稼ぎ女性の労働環境は過酷な状況にあった。工場で朝から夜まで働いても月200元。そのため、三陪嬢(夜の相手もすることがある[[ホステス]])となる女性も多かった。そうした中で、ドライバーに月数千元の生活費を条件に専属の相手として買われる女性が生まれることとなった。これは一種の雇用契約と呼ぶべきもので、男性の望むことを行うことへの対価を受け取るということになる<ref name="nikkeibo20080509"/>。
 
その後、貿易の拡大、経済発展により各地に豪商や成金が多く生まれた。彼らや権力を持つ[[役人]]がアルナイを囲うようになったことにより、アルナイは全国に広まっていった<ref name="nikkeibo20080509"/>。それに伴い、[[機能不全家族|家庭崩壊]]などの社会問題も生まれていった<ref name="nikkeibo20080509"/>。