「オルフォイスへのソネット」の版間の差分

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詩の中では植物や動物が人間と自由に言葉を交わし、ヴェラを思わせる少女が死と再生を体験してゆく。リルケは「ヴェラの姿が、作品全体の流れを支配し動かしている」と知人への書簡で書いている<ref>Segal, Charles, ''Orpheus: The Myth of the Poet, Baltimore,'' Maryland: Johns Hopkins University Press, 1989. </ref>。
 
同じ年に完成した詩集『[[ドゥイノの悲歌|ドゥイノ悲歌]]』と並んで、しばしばリルケの最高傑作と評されるが、音の響きの豊かさに比べて意味の曖昧さが際立つとしてムージルが本作を「リルケの作品では例外的な失敗」と断じるなど早くから批判にさらされた作品でもある<ref>Parry, Idris, “Space and Time in Rilke's Orpheus Sonnets,” ''Modern Language Review'' 58 (1963). </ref>。
 
== 出典 ==
<references />
== 関連文献 ==