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『'''オルフォイスへのソネット'''』（[[ドイツ語|独]]：''{{lang|de|Die Sonette an Orpheus}}''））はボヘミア・オーストリアの詩人、[[ライナー・マリア・リルケ]]によって[[1922年]]に書かれた55篇の連作詩。
主に[[オウィディウス]]の『変身物語』と[[ウェルギリウス]]『ゲオルギカ』の挿話を下敷きにしながら、オルフォイス（[[オルペウス|オルフェウス]]）が樹木や海と交感するさまを描く<ref>Mörchen, Hermann, ''Rilkes Sonette an Orpheus,'' Stuttgart: Kohlhammer, 1958. </ref>。
このころリルケは芸術家のパトロンとして知られていた富裕な商人の招きで、スイスのローヌ渓谷にあるミュゾー城に、当時の恋人クロソフスカとともに滞在していた<ref>Martens, Lorna, ''Shadow Lines: Austrian Literature from Freud to Kafka'', Lincoln: University of Nebraska Press, 1996. </ref>。リルケはここで[[ポール・ヴァレリー]]や[[ミケランジェロ・ブオナローティ|ミケランジェロ]]の著作をドイツ語に翻訳する仕事に着手していた<ref>Ryan, Judith, ''Rilke, Modernism, and Poetic Tradition,'' Cambridge: Cambridge University Press, 1999. </ref>。リルケの娘の友人だったヴェラ・クヌープが幼くして命を落としたという知らせに衝撃を受け、寝食を忘れて執筆に没頭し、わずか３週間で全編を完成させた<ref>Ryan, Judith, ''Rilke, Modernism, and Poetic Tradition,'' Cambridge: Cambridge University Press, 1999. </ref>。
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*[http://gutenberg.spiegel.de/rilke/orpheus/orph.htm 『オルフォイスへのソネット』原文] - [[プロジェクト・グーテンベルク]]
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[[Category:ライナー・マリア・リルケ]]
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