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船(船舶)の基本的要素は浮揚性・移動性・積載性の三要素とされている<ref name="tohoku">{{Cite web |url=https://wwwtb.mlit.go.jp/tohoku/ka/ka-sub00.html|title=船舶のトン数測度と登録|publisher=国土交通省 東北運輸局|accessdate=2020-06-25}}</ref>。
 
船体が水を押しのけることで[[アルキメデスの原理]]が働き、船は[[浮力]]を得る。船の歴史は(カヌーも含めれば数万年で)数千年以上におよぶが、推進力を得るには、[[古代]]から[[中世]]まで、小さな筏やカヌーでは「[[櫂]]」([[オール]]、[[パドル]])が用いられ、また[[帆]]([[セイル]])が用いられた。船の長い歴史のほとんどの期間は、力は櫂や帆によって得ていたのである。[[18世紀]]末ごろにようやく[[蒸気船]]が登場し、当初は推力は、一般的には「外輪」(がいりん)を使って水を後方に「蹴る」ように押し出すことで得た([[外輪船]])。[[内燃機関]](エンジン)が発明されると、それが船にも積まれるようになり、エンジン船では外輪ではなく[[スクリュープロペラ]]が主流となった。
 
なお、水上を移動するための乗り物の中には、[[ホバークラフト]]のように、アルキメデスの原理は用いず、空気を取り込む大きなプロペラ、「スカート」(エアクッション)を用いて[[地面効果|表面効果]]を利用して、水上を滑るように進む乗り物もある(これも、広義の船舶に含めることがある)。また[[水上機]]や[[飛行艇]]のように飛行機の機能と船の機能を組み合わせた([[ハイブリッド]]的な)乗り物も存在する。これらは基本的には「[[航空機]]」に分類されるが、航空機と船舶の中間的な存在である<ref>水上機のフロートや飛行艇の艇体は「浮舟」(うきぶね)と呼ばれる。</ref>。