「天動説」の版間の差分

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[[アイザック・ニュートン|ニュートン]]は、ケプラーの法則を支持する[[慣性]]の概念を始めとした[[ニュートン力学|運動の法則]]、および[[万有引力|万有引力の法則]]という普遍的な法則を導きだした。これらの法則は天動説をとるにせよ地動説をとるにせよ大きな謎であった天体運動の原動力及び月が飛ばされない理由に回答を与えた。さらに、惑星に限らず、石ころから[[恒星]]まで、宇宙のあらゆる物体の運動をほぼ完全に予測・説明できる手段となった。これらの圧倒的な功績によって、地球中心説としての天動説は完全に過去のものとなった。
 
しかし、[[カトリック]]が公式に地動説を支持したのは21世紀に入ってからのことで、[[1992年]][[10月31日]]におけるローマ[[教皇]][[ヨハネ・パウロ2世]]のガリレオに対する公式謝罪<ref>[https://www.jiji.com/jc/daily?d=1031 時事ドットコムニュース 今日は何の日?]</ref>を受け経て、[[2008年]][[12月21日]]に[[ベネディクト16世]]が公式に地動説を認めた<ref>[http://www.shikoku-np.co.jp/national/international/20081222000380 ローマ法王、地動説初めて認める/ベネディクト16世 四国新聞社 2008年12月22日 21:43]</ref>。ニュートンが『[[自然哲学の数学的諸原理]](プリンキピア)』を上梓してから340年、ガリレオが異端とされた[[宗教裁判]]より実に400年近くが過ぎての認定であった。
 
== 他文明と天動説 ==