「ツキヨタケ」の版間の差分

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→‎古典上での記述: 「藥」を新字にし、他にカタカナの「ニ」が漢数字の「二」となっている個所を訂し、国立国会図書館デジタルコレクションの原本で「チ」を「ヲ」に訂した。
m (→‎古典上での記述: 同じく新字に合わせ、国立国会図書館デジタルコレクションで原本(先に「写本」と書いたのは誤りで正規の刊本でしたのでここで訂正しておきます)を確認、誤字(潟)を訂した。)
m (→‎古典上での記述: 「藥」を新字にし、他にカタカナの「ニ」が漢数字の「二」となっている個所を訂し、国立国会図書館デジタルコレクションの原本で「チ」を「ヲ」に訂した。)
江戸時代末期に著わされた[[続三州奇談]]では、本種とおぼしきキノコを指して'''闇夜茸'''の名が当てられ、「又闇夜茸と云う物あり。闇中に二・三茎を下げて歩けば、三尺四方は明るくして昼の如し:多く積む処には遠望火光に似てけり:是を煮て食ふに、吐瀉して多く煩ふ:味も劣れり、必ず食ふべからずとや」と記述されている<ref >日置謙(校訂)、1933.七尾網燐.続三州奇談 巻六.(合本三州奇談 p. 195-196.) 石川県図書館協会、金沢.</ref>。
 
同じく、江戸時代の天保6年(1835年)に坂本浩然が著した「菌譜(第二巻毒菌之部)」にも、「月夜蕈―又一種石曽根等ノ朽木横倒スルモノニ生ズ状チ硬木耳ノ如ク紫黒色夜間光アリ余野州探ノ時友人櫟齋卜同ク山中ノ栗樹ノ立枯生ズルモノデ見ルニ香蕈ノ如シ傍テ是チ得テ家ニ帰リ酒肴トス食スルモノ皆腹痛、吐瀉急樺皮チ煎ジ服サシメテ漸ク解ス故知ル此菌ノ大毒アルコト余ハ幸ニシテ免ガルルコトヲ得タリ謹ズンバアル可カラズ(石曽根などの倒木上に発生するもので、形状は[[キクラゲ]]に似て紫黒色を呈し、夜になると光る:また立ち枯れた[[クヌギ]]に発生しているシイタケに似た茸をみかけたが、これを酒の肴として食したところ、食べた者はみな腹痛と吐瀉とをきたしたので、[[カンバ]]の樹皮を煎じて服用してことなきを得た:この茸に激毒が含まれているのは明らかなので、食用にしてはいけない)」との記述がある。「黒紫色で夜になると光る」菌が、現代の分類学上でなにに当たるのかは不明だが、「クヌギの立ち枯れ木に生じた、香蕈(=シイタケ)類似の茸」については、ツキヨタケを指すものである可能性が考えられる<ref name=Kawamura1/>。
 
== 保全状況 ==
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