「香港特別行政区基本法」の版間の差分

基本法第23条では、中国政府に対する反逆、分離、扇動、転覆を禁止する内容の国家安全法を制定することが定められている。香港の立法会は、長年、同法の導入を試みてきたが、[[表現の自由]]や[[報道の自由]]などの権利を脅かすものだとして市民の反対は強く、[[2003年]]に国家保安法の施行が試みられた際には50万人が参加する大規模なデモも発生した。中国当局は[[2019年-2020年香港民主化デモ]]の発生を踏まえ、2020年5月、香港の立法会を迂回して[[全国人民代表大会]]{{仮リンク|第13期全国人民代表大会第3次会議|zh|第十三届全国人民代表大会第三次会议|label = 第13期第3回会議}}に{{仮リンク|香港特別行政区の健全な国家安全の法律制度と執行機構を建立するための全国人民代表大会決定|zh|全国人民代表大会关于建立健全香港特别行政区维护国家安全的法律制度和执行机制的决定|label = 全人代による国家安全法制定を認める決議}}を上程した<ref>{{Cite web|date=2020-05-23|url=https://www.afpbb.com/articles/-/3284462|title=【解説】渦中の香港国家安全法、その内容と中国の思惑は？|publisher=AFP|accessdate=2020-05-22}}</ref>、6月30日の全人代常務委員会で[[中華人民共和国香港特別行政区国家安全維持法|香港国家安全維持法]]案が全会一致で可決された<ref>{{Cite web|date=2020-05-23|url=https://www.bbc.com/japanese/amp/53231088|title=中国、「香港国家安全維持法案」を全会一致で可決|publisher=BBC|accessdate=2020-06-30}}</ref>。