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健全な広葉樹において、枝が折れたり枝を剪定したりすると、木部に防御層が形成され、腐朽の進行が妨げられる。
 
主な防御層は、以下の場所に形成されるがある。
 
●枝の正しい剪定箇所(コレクトカット)である、枝の又にある皺(ブランチバークリッジ)と枝の下の膨らみ(ブランチカラー)を切り残した最短距離の面の幹側に形成される
 
●枝が折れたり剪定したりした場合、枝を包むようにトランクカラーが盛り上がって成長するが、枝が発生したころからの組織が枝の周囲を包むトランクカラーに差し込む、擂鉢状の形の幹側に形成される
 
●大きな枝が折れたり剪定したことで、樹勢にダメージがかかり、幹へ腐朽が進行しそうになった場合、樹木の傷を受けた枝の組織が腐朽しても、それ以上腐朽が進行しないように、木部に放射状に形成される。、傷を受けた場所の両側
 
●樹勢に大きなダメージがかかり、幹への腐朽が更に進行しそうになった場合、ダメージを受けた時点の木部の外側である晩材に形成される
 
これらの防御層が形成されるため、健全な広葉樹において、枝が折れたり剪定したりすると、枝の組織は枯れても、なかなか幹の組織までは腐朽が進行しない。