「メタトロン」の版間の差分

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偽典『[[エノク書]]』では[[エノク]]が天上に昇りメタトロンになったと思わせる記述がある<ref name="t" />。また預言者[[エリヤ]]ともされる天使[[サンダルフォン]]とは、双子の兄弟であるともいわれる<ref name="t" />。大天使[[ミカエル]]よりも強大だとされ<ref name="t" />、神と同一視する声もある。
 
メタトロンの語源は'''メタトロニオス'''(Metathronius, [[ギリシア語]]で「'''玉座に侍る者'''」の意味)だとされるほか<ref name="t" />、他にも、その異称「ミトロン(Mittron)」<ref name="t" />からペルシャ起源の東方神「[[ミスラ|ミトラ]]」との関係を指摘する説もある<ref>松村一男 『世界の神々の事典』 [[学研ホールディングス|学研]]</ref>。ミトラ神はローマではミトラス、ゾロアスター教ではミスラとして信奉された司法神で、その地位はゾロアスター教最高神の[[アフラ・マズダー]]を脅かすほどの威勢を誇り、契約の神、長身、無数の目を持ち万人の監視者であるといった属性がメタトロンを想起させるという。
 
メタトロンは[[アブラハム]]を導いた古代ユダヤの偉大な天使ヨエル(Johel, Yohel)の性格を受け継いでいるともいわれ、今ではヨエルはメタトロンの別名とされる。神と同一視されるのは、YHWH と YOHEL を意識したものという説もある。