「オペラ座の怪人」の版間の差分

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あらすじ冒頭の物語の舞台の年を変更。原作発表が1910年で、原作冒頭に30年前の事件と明記されている為。また創元推理文庫285pに1885年に起こる事が予言として明記されているので、物語はそれ以前の年になる裏付けになっている為。あらすじ後半部分の読みにくさ修正と加筆。
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== あらすじ ==
舞台は19051880年の[[パリ]]。年老いたマネージャーの退職日の夜、[[パリ国立オペラ|オペラ座]]の若手オペラ歌手のクリスティーヌは[[ガラコンサート|ガラ]]に出演して喝采を浴びる。幼馴染のラウル[[子爵]]はクリスティーヌの歌を聴き、彼女への愛を思い出す。この頃、オペラ座には謎の怪人が住み着いているという噂があり、月給2万[[フランス・フラン|フラン]]と5番ボックス席の常時確保などを支配人に要求するなど、手紙や行動で、マネージャーに自身の存在を知らせていたという。怪人は音楽の才能に溢れ、投げ縄や奇術の達人でもあり、そしてクリスティーヌに恋をしていた。ガラの数日後、[[パリ国立オペラ]]では『[[ファウスト (オペラ)|ファウスト]]』を上演し、怪人の望みに反してカルロッタが[[プリマドンナ]]となり主役を演じる。上演中、カルロッタは声を失い、豪華なシャンデリアが客席に落下する。
 
怪人はクリスティーヌをさらい、自身が住むオペラ座の地下室に連れていき、エリックと名乗る。エリックは数日間共に過ごし、クリスティーヌが自分を愛するようになることを望む。しかしエリックはクリスティーヌに仮面を剥ぎ取られ、鼻も唇もなく、落ち窪んだ目、生来の醜悪な人相に壊死した黄色い皮膚で覆われた、見るもおぞましいミイラのような顔を見られてしまったため、考えを改める。クリスティーヌが自分のもとを離れることを恐れたエリックは、彼女を永遠に自分のものとする決心をするが、2週間後クリスティーヌがここを出たいと言うと、自分の指輪をして信頼を裏切らないことを条件に解放する。
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クリスティーヌは、自分の楽屋の裏から聞こえる『天使の声』の指導で歌唱力を付け頭角を現すが、その様子に嫉妬したクリスティーヌの恋人ラウルは、『天使の声』の謎を解こうと奔走する。オペラ座の屋根の上でクリスティーヌはラウルに、エリックにさらわれたことを打ち明ける。このエリックこそ『天使の声』であり、その正体はオペラ座の地下に広がる広大な水路の空間に住み着いた怪人であった。ラウルはエリックが、二度とクリスティーヌを見つけられないようにすると約束。翌日決行するつもりだと語り、クリスティーヌもこれに同意する。しかしクリスティーヌはエリックを哀れに思い、最後にエリックのために歌うまで出て行かないことにする。エリックがこれを盗み聞きし、多大なる嫉妬を抱いていることを、クリスティーヌもラウルも気付いていない。
 
翌日の夜、『ファウスト』上演中にエリックはついに、クリスティーヌを誘拐してオペラ座の地下深く消え、無理矢理結婚しようとする。もし拒否すれば地下室に仕掛けた爆弾を爆発させオペラ座を破壊すると語るが、クリスティーヌはこれを拒否する。残されたラウルは元ダロガ([[ペルシャ語]]で国家警察の長官という意味)の謎のペルシャ人と共に、クリスティーヌを取り戻すためオペラ座の地下のエリックの隠れ家へと潜入するが、辿り着いた先は侵入者用の拷問部屋だったしかしエリックはこれに気づき、ペルシャ人と共にラウルを暑いに、合わせ鏡のトリックと赤道直下の様な高温による拷問部屋に入れを開始する。彼らと地上の人々を守るため、クリスティーヌはエリックと結婚することに合意する。エリックは仕掛けが作動し消火用水が爆薬を水没させるが、その水はそのまま拷問部屋流し込む仕掛けになっていた。エリックはそのままラウルとダロガ沈め水死させようとするが、それに気づいたクリスティーヌは、自殺せずにエリックの「生ける花嫁」となるため、結婚後も自分事に同意するのでラウルを殺さないようで、とエリック頼む懇願する。エリックは拷問部屋からラウルとダロガを出す。エリックはクリスティーヌと2人きりダロガは地上帰すものの、ラウルは解放せず地下の奥深くに監禁する。隠れ家に戻ったエリックは仮面を外してクリスティーヌのおでこが自分を待っていた事、近づいても逃げたりせず額にキスをさせてくれた事に感極まって涙を流し、彼女の足元に崩れ落ちる。クリスティーヌはキス「可哀想で不幸なエリック」と言って涙す。エリックは母親からさえも自分にキスをさせてくれたことがな事は無かったと後にダロガに明かす。エリックは2人を解放することを決め、ラウルの監禁を解く。エリックの家で再会たラウルとクリスティーヌは喜び抱き合う。エリックは感極まっ自分が死んだらクリスティーヌが訪問し遺体埋葬し、その際クリスティーヌに渡した金の指輪を遺体の指にはめてくれるよう約束させる。去り際、クリスティーヌはエリックの額にキスをして隠れ家を後にる。しばらくしてエリックはダロガを訪問し、拷問後の一連の出来事を彼に話し、最後が間近になったら合図に遺品を送るので、新聞に自分の死を伝える記事を載せてくれるように頼む。三週間後、レポック紙に「エリック死亡」の記事が掲載された
 
エリックは皆を解放することを決め、自分が死んだらクリスティーヌが訪問して、指輪を返してくれるよう約束する。またエリックはペルシャ人に、新聞社に自分の死を伝えてくれるよう頼む。数日後クリスティーヌはエリックの隠れ家を訪れ、エリックを埋葬して指輪を返す。その後地元紙は「エリック死亡」とだけ報じた。
 
== 登場人物 ==