「セミヌード」の版間の差分

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秋川リサ
出典と、記事混乱の整理
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{{出典の明記|date=2011年4月}}
{{性的}}
[[ファイル:Handbra from Back.jpg|サムネイル|セミヌードの[[女性]](例示1に該当する)]]
'''セミヌード'''('''Semi nude''')は[[ヌード写真]]・[[ヌードシーン|映像]]のうち、肌の露出が少ないものを指す和製英語である。女性の場合は[[乳首]]や陰毛を隠している[[ヌード]]を主に指す場合がある。「セミ」は半分といった意味を表す英語の接頭語であり、[[裸|全裸]](オールヌード)に対しての半裸と訳される場合がある。
 
==概要・定義==
[[Image:Vintage nude photograph 9.jpg|thumb|セミヌードの[[女性]](例示1に該当する)]]
セミヌードという言葉は話者の主観に頼る部分もあり、厳密な定義が難しい場合もある。理屈からいえば[[水着]]姿や[[下着]]姿も全裸に近いことになるが、通常はセミヌードとは言わない。セミヌードという言葉が示す意味は、ほとんどの場合「[[乳首]]を見せない[[ヌード]]」ということである。また、薄い布や濡れた[[シャツ]]をまとい[[乳首]]が透けている場合や、お尻(臀部)を丸出しにした場合もセミヌードと言われることがある。
 
通常、女性のヌードで、[[陰毛]]を見せている場合は[[ヘアヌード]]、[[乳首]]を見せている場合はオール(フル)ヌード、乳首を隠している場合をセミヌードという使い分けをすることがある。また、日本では逆に、[[写真]]・[[映像]]等の話題性を高めることが求められる[[雑誌]]や[[写真集]]などにおいては、オールヌードなどしばしば誇張された表現が使われ、混乱を招く例も見られた。
 
==歴史==
日本では、古くは加賀まりこや中村晃子、秋川リサのヌードなどが有名タレントのヌードとして有名である。話題にならなかったが、2004年の[[岩崎恭子]]のセミヌードも存在した。2011年の優木まおみのセミヌードは、大卒タレントの雑誌表紙での写真として話題になった<ref> https://beauty.oricon.co.jp/news/84549/full/ </ref>。[[井上和香]]の肩を出した広告写真がセミヌードとされたこともあった<ref>[https://archive.is/20130501135834/http://www.worldtimes.co.jp/wtop/education/031022/031025.html 児童書にセミヌード写真](2013年5月1日時点の[[archive.is|アーカイブ]])</ref>が、意味合いが違うとされた(2003年)。
[[ファイル:AKADAMA sweet wine poster.jpg|thumb|赤玉ポートワイン ポスター]]
大正時代の[[赤玉スイートワイン|赤玉ポートワイン]]([[サントリー|寿屋 (現:サントリー)]])のポスターがある([[1922年]])。今日の基準ではとてもソフトなもので、セミヌードといえないかもしれないが、当時は物議をかもしたといわれている。
日本では、古くは加賀まりこ<ref>映画「月曜日のユカ」など出演多数</ref>や中村晃子<ref>「虹色の湖」がヒット</ref>、秋川リサのヌードなどが有名タレントのヌードとして有名である。話題にならなかったが、2004年の[[岩崎恭子]]のセミヌードも存在した。2011年の優木まおみのセミヌードは、大卒タレントの雑誌表紙での写真として話題になった<ref> https://beauty.oricon.co.jp/news/84549/full/ </ref>。[[井上和香]]の肩を出した広告写真がセミヌードとされたこともあった<ref>[https://archive.is/20130501135834/http://www.worldtimes.co.jp/wtop/education/031022/031025.html 児童書にセミヌード写真](2013年5月1日時点の[[archive.is|アーカイブ]])</ref>が、意味合いが違うとされた(2003年)。
 
<!--比較的古いもの、ご存知の方、追加をお願いします。[[モデル (職業)|モデル]]が[[女性]]の場合、セミヌードのパターンとして次のようなものがある。[[乳房]]を丸出しにした上半身[[裸]]([[トップレス]])も背後から撮影したり、[[手ブラ]]・腕ブラや[[髪ブラ]]をしたり、[[体育座り]]やしゃがんで[[脚]]を使って脚ブラをしたり、脱いだ衣装([[被服]])や小道具などを使ったりして[[乳首]]を見せないようにする。比較的古いもの、追加をお願いします。-->
==女性のセミヌード==
女性のセミヌードの分類として、次のようなものがある
[[Image:Vintage nude photograph 9.jpg|thumb|セミヌードの[[女性]](例示1に該当する)]]
#モデルは全[[裸]](何も身に着けていない状態)だが、[[乳首]]・[[陰毛]]が写っていない状態(営業上、「フルヌード」と言い換えることがある)
[[モデル (職業)|モデル]]が[[女性]]の場合、セミヌードのパターンとして次のようなものがある。[[乳房]]を丸出しにした上半身[[裸]]([[トップレス]])も背後から撮影したり、[[手ブラ]]・腕ブラや[[髪ブラ]]をしたり、[[体育座り]]やしゃがんで[[脚]]を使って脚ブラをしたり、脱いだ衣装([[被服]])や小道具などを使ったりして[[乳首]]を見せないようにする。
#モデルは全[[裸]](何も身に着けていない状態)だが、[[乳首]]・[[陰毛]]が写っていない状態(営業上、「フルヌード」と言い換えることがある)
#モデルは[[トップレス]]だが、[[乳首]]が写っていない状態
#モデルがごく薄い衣類を身に付けており、体の輪郭や[[色]]が透けている状態
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このほか、[[乳首]]が写っている状態や、単に[[水着]]姿や[[下着]]姿である状態もセミヌードと呼ばれることがあるが、あまり一般的ではない。なお、[[陰毛]]が写っている場合は全体の露出度が小さくても[[ヘアヌード]]とされる。
 
セミヌードは身体の一部が隠れるためモデル側の抵抗感が比較的少なく、また、芸術的なイメージのある一部の[[ヘアヌード]]・オールヌードとは区別され、<!---- 非常に芸術的なイメージもあるためか、<!----「落ちぶれた」イメージがつきにくいため、--->人気のある[[女優]]・[[モデル (職業)|モデル]]・有名タレントが公開することもある。さらに、[[コンパクトディスク|CD]]ジャケットなどでは<!---老若男女の区別なく視聴・閲覧されるため--->日本では通常の[[ヌード]]がはばかられるため、--->セミヌードとする場合が多いもある。<!--比較的古いもの、男性のもの等をご存知の方、追加をお願いします。-->
 
=== セミヌード小史 ===
[[ファイル:AKADAMA sweet wine poster.jpg|thumb|赤玉ポートワイン ポスター]]
大正時代の[[赤玉スイートワイン|赤玉ポートワイン]]([[サントリー|寿屋 (現:サントリー)]])のポスターがある([[1922年]])。今日の基準ではとてもソフトなもので、セミヌードといえないかもしれないが、当時は物議をかもしたといわれている。
 
男性[[グラビアページ|グラビア]]誌を中心に、<!--いつ頃からだろう?--->全[[裸]]にはなっても、[[乳首]]だけは見せない、という強い主張をもった[[グラビアモデル]]の系譜があった。[[武田久美子]]の一連の写真集は笹ふんどしや貝殻[[水着]]など大胆なポーズだったが、分類としてはセミヌードに属した(後にヘアヌードも発表した)。
 
男性[[グラビアページ|グラビア]]誌を中心に、<!--いつ頃からだろう?--->全[[裸]]にはなっても、[[乳首]]だけは見せない、という強い主張をもった[[グラビアモデル]]の系譜があった。[[武田久美子]]の一連の写真集は笹ふんどしや貝殻[[水着]]など大胆なポーズだったが、分類としてはセミヌードに属した(後にヘアヌードも発表した)。
また、意外性のあったセミヌードで、話題になったものとしては[[女優]]・[[宮沢りえ]]の[[ふんどし]]写真などがある。
 
また、意外性のあったセミヌードで、話題になったものとしては[[女優]]・[[宮沢りえ]]の[[ふんどし]]写真などがある。2020年には鈴木奈々がセミヌードになっている<ref> https://www.oricon.co.jp/news/2068946/photo/1/</ref>。セミヌード写真を多く載せる雑誌は多くの場合が男性誌である。ただし『[[an・an]]』や『[[FRaU]]』などの一部の[[女性誌]]は女性に人気のある人物については男女問わずセミヌードを掲載している。男性誌ではなくこちらに登場するタレントも多い。
===雑誌など===
セミヌード写真を多く載せる雑誌は多くの場合が男性誌である。ただし『[[an・an]]』や『[[FRaU]]』などの一部の[[女性誌]]は女性に人気のある人物については男女問わずセミヌードを掲載している。男性誌ではなくこちらに登場するタレントも多い。
 
==男性のセミヌード==
モデルが[[男性]]の場合セミヌードについて語るのはあまり意味のいことだが、欧米の映画では男性のオールヌードがまれに見られるのに対して、日本の邦画では見られない。これは律上、「猥褻物陳列罪」「公然わいせつ罪」など問われる可能性があることが原因である。洋画で以下『愛と青春の旅立ち』<ref>冒頭のシーンで、リチャード・ギアの父親役がペニスを露出している</ref>『ディアハンター』<ref>マイケル・チミノ監督。1978年作品。ロバート・デニーロの意味ようい全裸が遠景で撮影されている</ref>などで、男性フルヌード見られる。<!--いつ頃からだろう?全全[[裸]]の場合、背後から撮影したり、脱いだ衣装や小道具、[[手]]などを使って[[陰毛]]・[[男性器]]を見せないようにする。このように、男性における「セミヌード」という語の用途は女性のそれと少し異なる。--->。女性のヌードくに違ってまた男性の場合は上半身[[裸]]が通常のヌードに分類されないことは両性の最も大きな違いであるといえる。また、[[モデル (職業)|モデル]]の[[陰毛]]が写っている状態であっても、[[陰茎]]ペニスが写っていなければセミヌードであとされ
 
<!--いつ日本の場合、「男性ヌード」では[[男性器]]が写ると猥褻物陳列罪などに問われるので、自然な状態で公開することは不可能である。そのため、必然的にセミヌードが多くなることがある --->
=== 日本 ===
日本の場合、「男性ヌード」では[[男性器]]が写ると猥褻物陳列罪などに問われるので、自然な状態で公開することは不可能である。そのため、必然的にセミヌードが多くなることがある。
 
== 脚注 ==