「スウェディッシュ・ラウンディング」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m ソートキー修正(すうえでいつしゆらうんでいんぐ→すうえていつしゆらうんていんく)
m編集の要約なし
1行目:
'''スウェディッシュ・ラウンディング''' ({{en|Cash rounding|Swedish rounding}}、スウェーデン式の(字)丸め処理) または'''キャッシュ・ラウンディング'''(Cash rounding、現金端数処理)とは、[[整数]]を最も近い5の[[倍数]]に[[端数処理|丸め]]ることである。[[硬貨]]の最小額が1でなく5である場合などに使われる。
 
'''二捨三入'''(にしゃさんにゅう)、または、より細かく'''二捨三入・七捨八入'''と呼ばれる。
13行目:
 
==歴史==
スウェーデンの[[通貨]]単位、[[スウェーデン・クローナ]]には[[通貨の補助単位|補助通貨]]としてオーレがあるが、[[1972年]]、1オーレおよび2オーレ硬貨が廃止されて、5オーレ硬貨しか使えなくなったため、端数の支払いを可能にするために導入された。2捨3入・7捨8入の丸め方を「スウェディッシュ(スウェーデン方式)」と表現するのは、この年の通貨改革に由来する。しかし、その十数年後にあたる[[1985年]]には、スウェーデン政府が5オーレおよび25オーレ硬貨をも廃止したため、最低単位が50オーレ(すなわち1/2クローナ)となったためこの端数処理は使用されなくなった。さらにその二十数年後にあたる[[2010年]]から[[2011年]]の通貨改革においては50オーレ硬貨も廃止され、現金としては1クローナが最低単位となった(オーレの補助単位そのものは[[電子決済]]などキャッシュレスな領域では存続している)
 
その後[[1990年]]、今度は[[ニュージーランド]]で通貨の処理に際し、利用されるようになった。ニュージーランドの通貨、[[ニュージーランド・ドル]]の補助通貨はセントであるが、1セントおよび2セント硬貨が廃止されて、5セント硬貨しか使えなくなったためである。その後に5セント硬貨も廃止されたときは、四捨五入が使われるようになった。