「吟遊詩人」の版間の差分

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11世紀頃になると、南フランスの宮廷から[[トルバドゥール]]と呼ばれた吟遊詩人達が現れたが、彼らの出現はイスラム文化圏からの影響とする説がある。トルバドゥールは、主に形式化された[[宮廷愛]]、あるいは[[十字軍]]を主題とする歌を歌いながら各地の宮廷を遍歴した。彼らは主に城主や[[騎士]]といった貴族出身の者が多かった。ジョングルールやミンストレルなどには一般民衆の出自の者も含まれており、トルバドゥールとジョングルールとは地位的に明確に区別されていたようである。イタリア北部やスペイン北部でも彼らの活動が記録されている。
この文化は後に[[アリエノール・ダキテーヌ]]によって北フランス及びイギリスへ伝播したが、こちらでは彼らは[[トルヴェール]]と呼ばれ、詩の内容も変化していった。ドイツ・オーストリア圏では12世紀頃に、フランスの文化に触発されたと思われる、主に騎士達の中から理念風の愛「ミンネ」を歌う[[ミンネゼンガー]]が現れた。