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|image1=<div class="NavFrame collapsed" style="width:292px; border:none; padding:0;"><div class="NavHead" style="width:290px; background:transparent;text-align:center;">大脳灰白質の写真</div><div class="NavContent" style="width:290px; word-wrap:break-word; text-align:left; text-indent:0em; font-size:14px;">[[file:Human Brain.jpg|278px|thumb|ヒト大脳。[[前頭葉]]の一部を切除してある。断面の中央が[[白質]]、そして表層部厚さ数mmが大脳皮質(灰白質)である。白質・灰白質というが、実際の人間の脳では、このように綺麗なうっすらとしたピンク色である。]]</div>
}}
'''灰白質'''(いはくしつ)とは、中枢[[神経系]]の神経[[組織 (生物学)|組織]]のうち、[[神経細胞]]の細胞体が存在している部位のこと。これに対し、神経細胞体がなく、有髄神経線維ばかりの部位を'''白質'''(はくしつ)と呼ぶ。
 
中枢神経系([[脳]]と[[脊髄]])の神経組織は、神経細胞と[[グリア細胞]]とによって構成されている。グリア細胞は、どの部位にも普遍的に存在している。一方、神経細胞に関しては、神経細胞体から伸びて張り巡らされている神経線維(軸索)は、どこでも普遍的に存在するものの、神経細胞体そのものが存在する部位は限られており、特定の部位に固まって存在する傾向がある。この部位を灰白質と総称する。神経細胞体の集まり方は、場所によって異なっているので、灰白質の形も様々である。例えば、[[大脳]]や[[小脳]]ではその表面を薄く覆う様に存在している('''皮質''')。これら皮質では、神経細胞体は層構造をなして並んでいる。一方、[[間脳]]、[[脳幹]]、脊髄などでは、その表面には灰白質は存在せず、内部に、神経細胞体が多数の島状に分かれた灰白質のかたまりをつくる。これらひとつひとつのかたまりを、'''[[神経核]]'''(しんけいかく)と呼ぶ。神経核は、ひとつひとつに固有の名称が存在し、特定の機能に関与している神経細胞が集まって存在する部位である。