「地盤沈下」の版間の差分

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地盤沈下と地下水状況把握に現在[[水準測量]]による地盤の収縮状況や地盤高の測定、国土交通省の設置する地下水観測所での地下水位観測が行われている。局所の地盤沈下は、局所的な揚水や、元々[[水田]]([[軟弱地盤]])だった地域に建築物が構築されたような場合の、地耐力を超えて荷重が載荷された場合に発生する。両者ともに沈下現象の発生メカニズムについては、[[圧密]]の項を参照。
 
== 地震自然現象による地盤沈下 ==
自然現象による地盤沈下には乾燥による収縮、地下水変動、地下空洞の陥没などがある<ref name="ishida" />。
 
=== 地下空洞 ===
石灰岩地帯では堆積岩の炭酸カルシウムが溶け出して大規模な地下空洞が形成され陥没することがある<ref name="ishida" />。
{{See|シンクホール}}
 
=== 地震による地盤沈下 ===
[[断層]]活動である[[地震]]では[[地殻変動]]の結果として地表面に隆起や沈降の変異が現れる場合があり、また[[液状化現象]]による地盤沈下が生ずる場合もある。
 
==== 東北日本 ====
[[2011年]]3月11日の[[東北地方太平洋沖地震]]により、[[陸前高田市]]の0.84[[メートル|m]]や[[牡鹿半島]]の1.2mを最大変動量として岩手県、宮城県や福島県の太平洋岸の多くの地点で地盤沈下が起こった<ref>{{cite web|url=http://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/sokuchikijun40003.html|date=2011-04-14|publisher=[[国土地理院]]|title=平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に伴う地盤沈下調査|accessdate=2011-04-16}}</ref><ref>気象庁発表と読売新聞2011年4月15日13S版33面</ref>が、これは地殻変動による沈降を地盤沈下と呼んでいる<ref>{{cite web|url=http://www.mlit.go.jp/report/press/river03_hh_000335.html|date=2011-05-26|publisher=[[国土交通省]]|title=宮城県沿岸部における地震に伴う地盤沈下について|accessdate=2012-01-28}}</ref>。一方、この地震では千葉県[[浦安市]]など東京湾沿岸で、液状化による地盤沈下が広範囲で発生した<ref>{{cite web|url=http://www.gsi.go.jp/common/000062445.pdf|date=2011-09-08|publisher=国土地理院地理地殻活動研究センター|title=東京湾岸における液状化現象と地盤沈下量について(第1報)|accessdate=2012-07-11}}</ref>。
 
==== 西南日本 ====
[[南海トラフ巨大地震]]はプレート境界の[[衝上断層]]による[[御前崎]]、[[潮岬]]、[[室戸岬]]等の隆起、[[高知平野]]などの沈降が特徴の一つである<ref name="Sangawa">寒川旭 『揺れる大地 日本列島の地震史』 同朋舎出版、1997年</ref>。
: 684年[[白鳳地震]] - 『[[日本書紀]]』に[[土佐国]]で50余万[[代 (単位)|頃]]の田畑が海に没したとある<ref name="Imamura1941">今村明恒(1941)、「[https://doi.org/10.14834/zisin1929.13.82 白鳳大地震]」 地震 第1輯 1941年 13巻 3号 p.82-86, {{doi|10.14834/zisin1929.13.82}}</ref>。
: 1946年[[昭和南海地震]] - 土佐湾西部沿岸で1m前後の沈降が見られた<ref name="Sawamura1951">沢村武雄(1951)、「[https://doi.org/10.5026/jgeography.60.190 南海地震に伴つた四國の地盤變動に封する一考察]」 地学雑誌, 1951年 60巻 4号 p.190-194, {{doi|10.5026/jgeography.60.190}}</ref><ref name="Sawamura2">高木金之助編、沢村武雄 「五つの大地震」『四国山脈』 毎日新聞社、1959年</ref>。
 
==== チリ ====
1960年[[チリ地震 (1960年)|チリ地震]]では、海岸よりやや内陸部で広範囲に沈降して沿岸の市街地が浸水し、沈降量は2.7mに及んだ<ref>[http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1029/EO050i005p00402-03/abstract Plafker(1970)] Plafker, G. and Savage, J. C.(1970): Mechanism of the Chilean earthquakes of May 21 and 22, 1960, ''Geol. Soc. Am. Bull''., 81, 1001-1030.</ref><ref>Felipe Villalobos {{PDFlink|[http://civil.ucsc.cl/investigacion/fvillalobos/2010_5ICEGE_A.pdf CRUSTAL DEFORMATION ASSOCIATED WITH THE 1960 EARTHQUAKE EVENTS IN THE SOUTH OF CHILE]}}</ref>。
 
==== 北米 ====
1700年[[カスケード地震]]は、地質調査から2mに及ぶ沈降によって沿岸部の森林が[[潮間帯]]に沈み枯死した[[ベイスギ]]の年輪から本地震が1699年から1700年の間に発生したことが判明した<ref>{{PDFlink|[http://pubs.usgs.gov/pp/pp1707/pp1707.pdf USGS Professional Paper 1707]}} The Orphan Tsunami of 1700-Japanese Clues to a Parent Earthquake in North America</ref>。
 
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