「原子力潜水艦」の版間の差分

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原子力動力との対比のために通常動力での潜水艦(通常型潜水艦)の特徴を以下に示す。なお、以下の通常型潜水艦には[[非大気依存推進|AIP]]動力潜水艦は含まれないものとする。
 
通常型潜水艦は水中では[[二次電池|蓄電池]]を動力とし、この充電のために適宜、浅深度を航走して[[シュノーケル (潜水艦)|シュノーケル]]から[[空気]]を取り入れ、[[内燃機関]]である[[ディーゼルエンジン]]で発電機を動かさなければならない。通常型潜水艦は通常の潜水航行では充電したバッテリーとモーターしか使えないため、バッテリーを消耗すると潜水航行できなくなる(連続潜航時間の制約)。また、内燃機関の燃料が尽きればそれ以上の航海は不可能である(連続航海日数の制約)。通常型潜水艦の連続潜航時間および連続航海期間を延長する努力は長年にわたって行われてきたが、単に「潜ることが'''できる'''艦 (submersible ship)」ではなく「潜ることが'''専門の'''艦」、すなわち潜航状態を常態とする艦が達成されたのは、原子力機関の長所を生かした原子力潜水艦が登場してからのことである。
 
潜航中の通常動力潜水艦の動力は蓄電池に蓄えられた電力のみで、これによる水中速力は最大でも20数ノットが限界であり、また、その速度で航行した場合には、短時間で蓄電池の電力を使い切ってしまう。