「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」の版間の差分

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* タイトルの「夕焼け小焼け」は、龍野出身の三木露風が作詞した『赤とんぼ』より。市長室に歌詞を大書した額が飾られ、市長の挨拶や市の観光課長の案内の中にも三木露風の話が出てきているし、防災行政無線でも『赤とんぼ』が流れている。
*主題歌の2番の歌詞が特殊である。「当てもないのにあるよな素振り それじゃ行くぜと風の中 止めに来るかと後振り返りゃ 誰も来ないで汽車が来る 男の人生一人旅 泣くな嘆くな 泣く嘆くな影法師 影法師」。
*第6作で一度だけ登場したタコ社長の長男が、寅次郎と社長の会話で言及されている。
* 青観と志乃(岡田嘉子)の会話は、本作のみならず、シリーズの名場面の一つ。<ref>『男はつらいよ魅力大全』(p.30)に、「このシーンがあるかぎり、私は『寅次郎夕焼け小焼け』をベストテンから抜かすことはないだろう」という著者の意見が載っている。</ref>若い頃志乃と結ばれる道を選ばなかったことへの後悔を語る青観に対し、志乃は人生に後悔はつきもの、「ああすりゃよかったなあという後悔とどうしてあんなことをしてしまったんだろうという後悔」があると言って<ref>『男はつらいよ 寅さんの歩いた日本』 (p.52)は、この言葉が恋人との亡命生活という半生を送った「岡田嘉子自身の言葉として聞こえてくる」としている。</ref>、慰める。