「オシリス」の版間の差分

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時が経つにつれて、「オシリスとイシスの伝説」はエジプトで広く親しまれるようになり、オシリス神は冥界の神聖な裁判官や王としての性格を持つようになった。
また、悪に対する勝利の象徴や植物の神としての死に対する象徴としても扱われた。
 
== 初期のオシリスと神性の変化 ==
オシリスが、植生の神と見なされていたことは間違いない。そして、これがオシリスの主要な役割であったと考えられる。オシリスは植物の再生を人格化したものであり、毎年起こる彼の死と再生はエジプトの農事暦に符合しており、それを象徴したものであった。毎年、土地は乾燥し、これに続きナイル川の氾濫が起こった。灌漑用運河を使ってナイルの水は荒れ果てた土地に引かれ、植物は再生したのであった。その段階は、オシリス神話における各章の内容と一致している。
 
この生命を与える豊院の主としての役割から、オシリスは、冥界における神聖な裁判官、そして王としての性格を持つようになり、悪に対する勝利の象徴として見なされるようになる。植生の神として、彼はまた死に対する勝利を得た。
 
また、王として彼に起こったこうした奇跡は、死に対する生命の勝利という広義の意味で理解され、その結果として、オシリスは生きている者の王としてではなく冥界における死者の王と考えられるようになり、自らに従う者に永遠の生命を約束できる力を得ることになった。<ref name=":0" />
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== オシリス信仰の起源 ==