「枢要徳」の版間の差分

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[[プラトン]]は、主著『[[国家 (対話篇)|国家]]』にて、国家にも個人にも共通して持たれるべき徳目として、まさにこの四元徳を挙げている<ref>『[[国家 (対話篇)|国家]]』第4巻427E-434C,442B-443A</ref>。また、『[[プロタゴラス (対話篇)|プロタゴラス]]』では、徳の部分に関して、この四元徳に「[[敬虔]]」も加えて言及している<ref>『[[プロタゴラス (対話篇)|プロタゴラス]]』330B-E</ref>。また、『[[ゴルギアス (対話篇)|ゴルギアス]]』でもやはり同じように、徳に関して、この四元徳に「敬虔」を加える形で言及している<ref>『[[ゴルギアス (対話篇)|ゴルギアス]]』506D-508C</ref>。
 
なお、『[[国家 (対話篇)|国家]]』の伝統的副題は「[[正義]]について」であり、「正義」という観点から議論が進められる。「[[節制]]」を主題に扱った対話篇としては『[[カルミデス]]』が、「[[勇気]]」を主題に扱った対話篇としては[[リュシス]]が、「[[敬虔]]」を主題に扱った対話篇としては『[[エウテュプロン]]』ある。
 
[[アリストテレス]]も、『[[ニコマコス倫理学]]』や『[[弁論術 (アリストテレス)|弁論術]]』の中で、これらのみを強調しているわけではないが、当然のごとく主要な徳目の中に入れて説明している。